ベトナムのレストラン「フーンライ(Huong Lai)」がおすすめな理由

ベトナムのレストラン「フーンライ(Huong Lai)」がおすすめな理由

2019年1月25日

「サムライツ®」代表の保屋野です。

先日、ベトナムのホーチミン(サイゴン)に行ってきました。
初めてのベトナムということで、現地の情報がまったくなかったのですが、
たまたま見つけて入ったベトナム家庭料理のお店がよかったので、ご紹介いたします。
そのお店が「フーンライ(Huong Lai)」という名前で、
ベトナム語で“ジャスミンの香り”という意味だそうです。
場所は、サイゴン中央郵便局やサイゴン大教会から徒歩3分の
「リートゥチョン通り」というところにあります。
お店の入り口に入ると、2階に上がる螺旋階段があって、
人の家に上がるような感覚になります。
私が注文したのは生春巻きと海鮮焼きそばでしたが、
味付けもそんなに濃くなくて、とても美味しかったです。
そして、このレストランの一番いいところは、
店員さんの笑顔がみんな素敵で、
本当に心がほっこりするところです。
注文取るときも、料理を持ってくるときも、
お皿を下げるときも、お会計のときも、
手銛無沙汰なときも、
ずっとニコニコしているんですね。
その温かい笑顔の秘密はなんだろう?
と疑問に思って、あとで調べてみました。
この「フーンライ(Huong Lai)」というお店は、
なんと日本人の白井尋(しらいじん)さんという方がオーナーだったのです。
どうりで日本人客がやけに多いなと思ったら、
日本人オーナーということで人が集まっていたんですね。
白井さんは、1997年に留学で訪れたベトナムが好きになって、
「ベトナムの良さを多くの旅行者に知ってほしい」
「ベトナムの家庭の味を気軽に味わってほしい」という純粋な思いで
2001年にお店をオープンされました。
(VIET NAVIのインタビュー記事(https://vietnam-navi.info/article/huong-lai-shirai)より)
実際にベトナム人の友人のおばあちゃんに、半年くらい料理をごちそうになって、
ベトナムの家庭料理を研究されたそうです。
そして、スタッフはほぼ全員、貧困家庭の出身で、
もともとストリートチルドレンなど社会的に恵まれない若者たちだったのです。
そんな若者たちが、英語や接客サービスなどの職業スキルを磨いて、
社会で自立するのを支援する目的として、運営されているそうです。
こういう白井さんの高い志と、
チャンスを得て一生懸命働いているベトナムの若者たちによって、
素敵なお店が成り立っているんだなと思いました。
ぜひ、ホーチミン(サイゴン)に行かれた際は、
「フーンライ(Huong Lai)」を訪れてみてください。
所在地: 38 Lý Tự Trọng, Bến Nghé, Hồ Chí Minh, Bến Nghé Quận 1 Hồ Chí Minh, ベトナム