ネット上で自分の著作権を侵害された場合の対応方法

ネット上で自分の著作権を侵害された場合の対応方法

2022年6月2日

こちらのブログ内容は、音声で聞くこともできます。
https://stand.fm/episodes/62987d82b104f5000732db2c

いつも、情報発信している方々に
「著作権を侵害しないように気をつけてくださいね」
と言うお話をさせていただくのですが、
同時に、情報発信者は著作権者でもあるんですね。

つまり、他人が無断で著作物を利用しないように
求める権利があります。

では、「自分の著作権が侵害されているんじゃないか?」
と思うようなことが起こった時に、
どのような対応をすればいいのかについてお話いたします。

まず、いきなり「権利侵害だ!」と感情的になって、
SNSなどで大騒ぎすることは、
あまりおすすめしません

もちろん、腹が立つようなことが起きたら、
制裁を加える意味でも、
ネットで騒いだ方が、大衆の力を味方につけることができるし、
より相手にダメージを負わせたい気持ちもわかります。

ただ、もしかしたら
「著作権侵害に該当しない」ケースかもしれないし、
「自分が過去にしていた著作権侵害を掘り起こされて、カウンターを食らう」可能性もなきにしもあらずです。

なのでまずは、
相手の行為は自分の著作権を侵害する行為なのか?
という点を、専門家に相談するべきだと思います。

その上で、侵害に当たりそうな場合は、
2つの方法が考えられます。

1つは、「本人に直接伝えること」です。
聞き分けのいい人だったら、
それで大人しく投稿したものを削除することが多いですね。

その際も、きちんと「これこれこういう点で酷似していて、著作権法第○条に該当する可能性が高いから、削除してください」
と、根拠を示して伝えることをおすすめします。
相手に反論の余地を与えずに、理詰めで追い込むということですね。
弁護士か弁理士名義で対応してもらうと、さらに効果的です。
特に相手が法人の場合は、代理人を立てた方がいいかもしれませんね。

もう1つの方法は、
プラットフォームに削除依頼を出すこと」です。

本人に直接伝えると、当人同士の間でトラブルになる恐れがあります。
できるだけ穏便に解決したいということであれば、
権利侵害に当たる投稿を載せているプラットフォームに、
投稿を削除してくれと依頼することも有効なんですね。

権利侵害コンテンツでも、
権利者本人にちゃんと収益がいくようなオプションを用意している
YouTubeのようなプラットフォームもあるので、
その場合は、そのプログラムを利用するのも手です。

いずれにしても、そのプラットフォームの窓口や、
問い合わせフォーム、メールなどから、
申請してみてください。

ここで、どういう文言で送ったらいいのか?
わからないという方も多いかもしれません。

例えば、stand.fmの場合は、通報のフォームが用意されているので、
そちらから問い合わせてみてください。
●Web版
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScC7J2tss8XHXt3dDooJkMB-vjkvNlvxj–HaCJvhPbwkHdeg/viewform
●アプリ版
https://help.stand.fm/faq-report

他のSNSに関しては、フォームが用意されていればいいのですが、
そうでない場合は、困りますよね。

その場合は、弁護士か弁理士にお願いするか、
文化庁の方で昨日公開された
初めての「削除要請」ガイドブック」というのがあるので、
こちらを参考にしても良いかもしれません。
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/kaizoku/singai_guide.html

もちろん、著作権侵害であっても許容できる範囲なら、
何もする必要はないですが、
なんか嫌な気持ちがするなとか、
もやもやするなという時には、
泣き寝入りせずに、毅然とした態度で臨んでいただければと思います。

※配信時点の判例通説等に基づき、個人的な見解を述べています。唯一の正解ではなく、判断する人や時期により解釈や法令自体が変わる場合がありますので、ご注意ください。