カロリーメイト…じゃなかった

2016年12月13日

持続可能なブランドコミュニケーションをつくる
「サムライツ™」の弁理士、保屋野です。
先日、100円ショップダイソーの近くを通ったら、カロリーメイト「みたいな」商品を見かけました。

が、よく見てみると「カロリーバランス」?!
店長オススメらしく、popによれば「韓国版カロリーメイト」らしい。

いや、メーカーも違うし、「カロリーメイト」ブランドとは関係ないので!
そういえば、「バランスパワー」っていう商品をよく見かけるが、それとも関係はない。

調べてみると、外装も名前も似ているから、カロリーメイトと間違って買う人もいるそうです。
少なくとも、カロリーメイト関連商品と誤認識させるpopは、商標法や不正競争防止法上、アウトですね。

ただ正直に申し上げると、知的財産権の効力だけに頼るのは、類似判断の幅が曖昧ですし、限界があると思います。

事業者側は、知的財産について理解を深めつつ、顧客等に注意喚起していく努力も大事です。

そして消費者側は、買い物をするとき、popにも騙されないよう、よーく裏面の表示を見ましょう。