ここ1年で、AI系のサービスに「〇〇GPT」という名前をつけて商標出願する事例が急増しています。
「ChatGPT」の登場以降、
今や生成AIの代名詞的な名称ですし、
サービスをイメージしやすいことから、
様々な企業で好んで使われており、
商標登録しておきたいという狙いがあるのでしょう。
しかし、「〇〇GPT」の商標出願ですが、
ことごとく審査で拒絶されているのです。
一例を挙げると、例えば
「法人GPT」「CatGPT」「HOTEL’S GPT」「葬儀GPT」
「社内GPT」「LegalGPT」「JAPAN GPT」「BOOKGPT」
「結婚式GPT」「TAXGPT」「保険GPT」
などなど。
(引用:J-PlatPat)
唯一登録されている「hifiGPT」も、登録異議申立がなされています。
もちろんその理由は、OpenAI社の著名な商標「GPT」に類似するから。
OpenAI社は、「CHATGPT」のほか「GPT」も日本で商標登録しています。
そして日本国内でも広く知られた商標です。
したがって、法律上は商標権侵害等で訴えられる可能性がありますし、
そうでなくても他者が同じサービス名をつける可能性がある
つまり、自社サービスをブランド化しづらいので、
なるべくAI系のサービスに「〇〇GPT」というネーミングは避けた方が良いでしょう。
どんなネーミングにしたらいいのか?
迷われている方は、ぜひご相談ください。