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★国民的アイドル「SMAP」
「国民的アイドルと言えば?」
と質問をしたら、
「SMAP」と答える人は
今でもおそらくいらっしゃるのではないでしょうか。
1988年に結成され、2016年に解散するまで、
音楽やTVドラマ、バラエティに映画、CMなど、
メンバーそれぞれが多方面で活躍され、
その人気を不動のものにしましたよね。
中でも、「世界に一つだけの花」は、
2019年9月23日付で、累計売上枚数313.2万枚を売り上げる、
大ベストセラー。
日本の歴代シングルランキングで3位に入る快挙を達成し、
平成で最も売れたシングルなのだそうです。
もうCDが売れる時代ではないので、
今後この記録を上回る曲は出ないでしょうね。
私自身も、小学校の頃、
SMAPかっこいいなって憧れていたことがあります。
今でも「ちょ待てよ」とキムタクの真似をして、
ファンに怒られています。
ところが、5年前に起こった突然の解散劇。
日本中に衝撃が走りましたよね。
かなりショックを受けた人もいらっしゃるのではないでしょうか。
★「SMAP」商標は更新中
そんなSMAPの解散から今年12月末で丸5年を迎えるわけですが、
実は「SMAP」という文字は、
所属していたジャニーズ事務所によって商標登録されていて、
いまだに権利の更新がされていることをご存知でしょうか?
商標権は、一応10年の権利なのですが、
更新手続を行うことによって、さらに10年権利を維持することができます。
これについては、以前もご説明しました。
- [cardlink url=”https://samuraitz.com/?p=2004″]
10年ごとに更新し続けることによって、
20年30年40年…と、保有することができます。
これによって、長くブランドを守り続けることができるんですね。
それで「SMAP」の商標を調べてみたのですが、
全部で6件の登録がありました。
そのうち5件が、昨年と今年に権利が切れる予定だったのですが、
全て権利の更新手続がなされています。
つまり、2030年、2031年まで、
商標「SMAP」が有効であるということです。
★権利を更新する理由
なぜ、すでに解散したグループの商標を、
お金と手間をかけて更新し続けるのか?
疑問に思う人もいるかもしれませんね。
その理由としては2つ考えられます。
1つ目は、無断で商標「SMAP」を使用する人が出てこないようにするためです。
勝手に「SMAP」を名乗るグループが出てきたとして、
それを野放しにすることは、ジャニーズ事務所にとって不名誉なことですよね。
解散の経緯は色々あれど、
やはり「SMAP」というブランドを作った事務所であることは間違いないので、
そのブランドを守るという意思表示だと考えることができます。
一応、CDとかDVDも買えるようなので、
そのあたりのマネジメントも含めてだと思われます。
仮に商標権がなくても、SMAPほどの有名グループ名は、
不正競争防止法の関係で無断で使うことはできないと考えられますが、
より権利の行使が楽という点で、商標権を持つ意味はあります。
2つ目は、SMAP再結成に備えているからという理由です。
(個人的な願望が入っています)
すでにメンバーは木村拓哉さんを除いて、
全員ジャニーズ事務所を退所していますし、
現実的にはあり得ないのですが、
将来何が起こるかわかりませんからね。
また、もし仮に別の事務所で再結成できたとして、
ジャニーズ事務所が、商標権を売却することもできます。
あるいは商標権のライセンスをすることもできます。
ジャニーズ事務所としても、1つのビジネスになるので、
可能性として想像することはできますよね。
ちなみに、かつてジャニーズに存在していた
「少年隊」「光GENJI」「男闘呼組」「忍者」「タッキー&翼」は、
今でも商標権が有効に存続しています。
こちらも「SMAP」と同じ理由ですね。
以上、SMAPのように解散してしまったとしても、
商標権を維持することには、
一定の意味があるんだということがわかったかと思います。
★SMAPの好きな曲
ちなみに余談ですが、SMAPの曲で好きな曲挙げてと言われたら、
多すぎて迷いますが、
「ありがとう」「オレンジ」「がんばりましょう」「君は君だよ」「君色思い」「Triangle」「夜空ノムコウ」「らいおんハート」
この辺りですかね。
やっぱり絞り切れません。
みなさんの好きな曲があったら、
ぜひ教えてくださいね。
※配信時点の判例通説等に基づき、個人的な見解を述べています。唯一の正解ではなく、判断する人や時期により解釈や法令自体が変わる場合がありますので、ご注意ください。