商標の傾向から見ると、「体験」の価値が高まっている

商標の傾向から見ると、「体験」の価値が高まっている

今日は浅草にて、
生地からたい焼きを作ることができる「たい焼き体験」というものを体験してきました。

粒あんやクリームといった定番や、
お好み焼き、ツナマヨ、キムチチーズといった変わり種まで、
いろんな具材から選べるのが嬉しかったです。

お店の方が丁寧に教えてくれる上に、
上手にできると褒めてくれるので、
とても楽しく作ることができました。

ところでこの「たい焼き体験」と言うサービス名称に®︎マークがついていて、
商標登録されていることを知りました(登録第6309179号)。

お店の方に伺ったところ、
知り合いの方が、シマリスと遊べる「シマリスカフェ」と言うカフェの名称を
商標登録した人がいて(登録第6022522号)、
「自分たちも取れるかも!」と思って出願したら、
見事に審査に通ったそうです。

普通に考えると、「たい焼き体験」と言う言葉は、
たい焼き作りを体験できるという、サービスの説明的な言葉なので、
商標登録されづらいのですが、挑戦されたのが素晴らしいですね。

「体験」という言葉の入った商標は、
ここ5年で143件も登録されています。
その前の5年では56件なので、
明らかに増加していますね。

裏を返せば、「体験」の言葉が含まれた事業が増えているということなので、
「体験」に注目が集まっている=「体験」の価値が高まっている
とみることもできるのではないでしょうか。

今の自分のビジネスに、顧客が何か「体験」できることをプラスできないか?
という発想で新規事業を考えてみても面白いですね。