「サムライツ®」代表の保屋野です。
平成も今年で最後ということで、
日本国民全体にとって節目の年ということになりますが、
企業にとっても、今年でちょうど創業何周年といった節目の年にあたるケースが多々あるのではないかと思います。
日本は100年以上続く企業の数が、世界で最も多く、
約3万社あると言われています。
中でも世界最古の企業である「金剛組」は、
神社仏閣の建築を手がける企業ですが、
なんと飛鳥時代の578年創業で、今年で創業1441年になります。
すごいですよね。
日本自体が、紀元前660年から続くダントツで古い歴史を持つ国ですから、
この数字も納得できます。
それで、100周年を迎える企業は、どんな企業か調べてみると、
昨年は、家電メーカーの「パナソニック」や文具メーカーの「パイロット」、
時計ブランドの「シチズン」や、セロハンテープの「ニチバン」などが100周年を迎えました。
今年は、光学機器の「オリンパス」や、マヨネーズで有名な「キユーピー」、
クロネコヤマトの「ヤマトホールディングス」、貨物船舶を運行する「川崎汽船」、排ガス浄化用のセラミック製品を製造する「日本碍子(ガイシ)」などが該当するようです。
100年前というと、1919年、大正8年ですね。
周年を迎えると、よく記念ロゴを作成したり、
思い切って企業のロゴそのものを変更したり、することもあります。
例えば、先ほど出てきた「キユーピー」は、
100周年記念ロゴとスローガンを作成し、
特設サイトもオープンしました(https://www.kewpie.co.jp/100th/)。
(「kewpie100周年記念サイト」より引用)
トンボ鉛筆は、2013年に迎える100周年を前に、
ロゴマークやロゴタイプを刷新し、
海外58カ国でも商標登録を済ませています。
(https://www.tombow.com/press/130220/)
(「トンボ鉛筆公式サイト」より引用)
自動車ブランド「SUBARU」に至っては、
2017年に100周年を迎えた際に、
「富士重工業株式会社」から「株式会社SUBARU」に社名変更してしまいました。
(https://www.subaru.co.jp/press/news/2017_03_31_3880/)
このように周年行事というのは、ロゴや社名を見直す口実にもなりますし、
会社の歴史や先人たちへ思いを馳せ、
愛社精神を育むいい機会になるのではないでしょうか。