「3つの言葉」だけで売上が伸びる質問型営業

「3つの言葉」だけで売上が伸びる質問型営業

・「「3つの言葉」だけで売上が伸びる質問型営業」(青木 毅 (著))
https://amzn.to/38xiHCy

営業シーンでどう相手に響く会話を設計するか、その実践的なヒントが詰まった一冊です。

本書の内容

質問型営業」とは、ズバリ「営業とは売ることではなく、買っていただくことである」という視点で、「お客様の欲求・ニーズ・課題を引き出し、解決策として商品を提案する営業」のことを言います。

商品説明を詰め込むのではなく、お客様の本音や行動の理由を引き出すことで、自然と買いたい気持ちが強まるのですね。

※ちなみに、「質問型営業」という言葉は商標登録もされています(登録第5485140号、5736291号)。

そして、お客様の欲求・ニーズ・課題を引き出すためには、「お客様のお役に立ちたい!」という純粋な動機を持った上で、3つの質問をすると効果的なのだそうです。

  • たとえば? …具体的なエピソードを引き出す
  • なぜ? …動機や根本的な理由を掘り下げる
  • ということは? …本質や結論へ導く

このように、質問は広げるのではなく、深掘りすることに秘訣があると、著者は述べています。

さらに、お客さんへの好意→質問→共感のリズムを作りながら、「掘り下げ法」と「オウム返し法」という質問も織り交ぜることで、お客さんの思考を止めずに話してもらうことができるようです。

単なる質問のテンプレートでは終わらず、「アポイント」→「アプローチ」→「プレゼン」→「クロージング」→「フォローアップ」といった営業の全ステージにどう応用できるかも、具体的な会話の事例とともに解説されています。ロールプレイや振り返りの仕組みを本書内で完全再現している点もありがたいなと感じました。


読んで感じたこと

本書を読むことで、お客さんとの向き合い方や、役立ちたいという気持ちから自然に「買ってもらえる」営業のスタイルが、自分の中に浸透していく感覚が湧いてきました。

何より、営業は苦しい、つらい、疲れるといったイメージを払拭し、営業を通じて人の役に立つことの楽しさ、感謝されることの喜びを感じさせてくれる、そんな素晴らしい一冊だと思います。


こんな方におすすめ

  • 新人・若手営業マン:シンプルで成果が出しやすいフレームがありがたい一冊
  • オンライン営業の伸び悩みを抱えている方:対面と変わらない信頼を築くヒントになる
  • 長年の営業経験者にも:原点に立ち返る問いかけの大切さに気づける

営業は「伝える」ではなく、「相手の世界を丁寧に紐解く」仕事に変えることができる。そんな希望と実感をくれる本書は、営業の在り方を見つめ直すきっかけとしておすすめです。

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※サムネ画像は「Amazon.co.jp」の商品ページから引用