※2020年11月24日配信メルマガVol.99より抜粋(一部加筆修正あり)
クリニックは広告が難しい
地方のクリニックは、医師の数が不足していることもあって、
患者の選択の余地が少なく、通院しやすいところが選ばれることが多いです。
したがって、集患しやすい面もある一方、
そもそも医療業界は広告の規制が厳しく、
思ったようには集患できないという問題を抱えているようです。
特に、「うちのクリニックはこんなことができます」とか
「こんなに技術が優れてます」とか
「こういう最新の治療をやっています」
といった宣伝文句は、なかなか使えないのが現状でしょう。
地方のクリニックの集患方法
そこで、どんな集患方法が適しているのか?
主に3つあげられます。
①患者さんの声の紹介
1つ目は、「患者さんの声を紹介する」ことです。
いつも来院される患者さんに、
「なぜ当院に来てくれるのか」をできるだけ細かく聞いて、
それを「当院が選ばれる理由」として、
さまざまなメディアで紹介するのです。
これなら規制にかかる心配も少ないはず。
集患したら、あとは通常のマーケティングと一緒で、
SNSやブログ、メルマガなどで
見込客(患者)をフォローし、
来院してくれた患者さんにとって、
“かかりつけ医”になるように情報を投げ続けます。
この時の情報も、「医療に関わらない情報」がいいでしょう。
媒体は一方通行のメルマガがおすすめ。
LINE@のような1対1のやりとりは、患者さんにとって怖いことが多いので。
②空いたスペースでイベント
2つ目は、「空いてるスペースでイベントをやる」ことです。
地方だと、クリニックの横や近くに空き地があったりしますよね。
そこで、何ヶ月かに1回でも、バザーやフリマ等をするのです。
本業とは関係ありませんが、
地域に根ざした活動をすることで、周辺の住民が集まるので、
これが口コミを呼ぶことになります。
クリニックの事例ではないですが、
実際に実行した宮崎県のある飲食店は、口コミが爆発したそうです。
スタッフも一緒に楽しめるため、採用にもプラスにはたらきます。
今はコロナ陽性者が増加中なので、気をつけなければなりませんが、
こういうリアルで触れ合えて、なおかつ楽しいイベントは、
集患効果が抜群なのですね。
余談ですが、大前提として「駐車場のスペースが広い」ことは大事になります。
地方で集患に悩んでいるクリニックは、駐車スペースが狭いことが多く、
車を停められないために他所に行ってしまう…ということがたびたび起こります。
もしイベントをやるような時間的余裕がない場合は、
せめて駐車スペースを拡張するだけでもだいぶ変わってくると思います。
③ライトアップした看板
3つ目は、「ライトアップした看板を出す」ことです。
過剰なコピーライティングが使えない中、
看板だけは大きくアピールできるポイントですよね。
熊谷の住宅会社で、内装の写真が載った看板をライトアップして出したら、
それだけで新規のお客さんがたくさんやってきたそうです。
もちろん、高速降りたところでは大きな看板、街中では小さめの看板など、
場所によって大きさなど変える必要はありますが、
夜でもちゃんと目立つようにライトアップするだけで、
効果はまったく違うそうです。
看板に載せるデザインも、
できればいろんな人に聞いて選ぶのがいいでしょう。
選び方は、「ブスコン」という方法があり、
何十枚か案を用意しておいて、
「どれがありえないか?」を選んで除いてもらいます。
その中で最後に残ったものは、広告効果があります。
士業も過激な広告はできない
医療業界以外でも、広告規制のある業界はあると思います。
例えば、士業も、あまり過激な広告表現は処分の対象になったりします。
そんな時でも、上記の応用で
「お客さんの声を紹介する」
「本業と関係のない、見込客が喜ぶイベントをやる」
「ライトアップした看板を出す」
といった施策は効果がありますので、
ぜひ参考にされてみてください。
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