こちらのブログ内容は、音声で聞くこともできます。
https://stand.fm/episodes/60220a848ba7e1a9a11fe763
※こちらの記事は、2021年2月9日に書かれた内容です。
ご了承ください。
今スタエフのガイドラインの話で盛り上がっていますね。
https://help.stand.fm/community-guideline
自分も何か力になれないかなーということで、
先日、ガイドラインについて、非公式ではありますが専門家の立場から解説をしました。
https://wp.me/p9cvKw-to
- [cardlink url=”https://samuraitz.com/?p=1822″]
それで、ガイドラインに関するいろんな呟きをみていて、
もしかしたらこう捉えるといいんじゃないかな?ということを感じたので、
そのことについてお話します。
★一番大事な部分
まず、ガイドラインの一番最初に「はじめに」という項目がありますが、
その冒頭にこんな一文が書いてあります。
(「stand.fmコミュニティガイドライン」より引用)
実は、ここがガイドラインで一番重要な部分であり、
ガイドラインを設けた目的が書かれています。
「皆さまにあんしんしてサービスをご利用いただくため」
とありますよね。
そう、別にユーザーを縛り付けたいわけではなく、
むしろユーザーを守るためにあることがわかります。
どういうことかというと、
このガイドラインに書かれていることは、
法律からすれば当たり前のことであり、
ガイドラインがなくても違法になることばかり書いてあります。
でも、ガイドラインも何もないと、
どんな行為がどんな法律に引っ掛かるか、わかりませんね。
なので、stand.fmが、法律の中から音声配信に関係する部分を抜き出して、
親切にこれを作ってくれたというわけです。
ガイドラインが厳しくなったのではなく、
ガイドラインが、より親切にガイドしてくれるようになった、
というのが今回の改訂です。
★創業者の思いを確認
中小企業やベンチャー企業の場合、
創業者の思いがダイレクトに商品やサービスの内容に関わってきます。
したがって、stand.fmの創業者の思いを知ることが、
スタエフユーザーにとって大きな意味があるんですね。
stand.fmの創業者は、中川綾太郎さん、
通称「あやたん」さんですね。
あやたんさんのnoteに、
「僕らが stand.fm を創った理由」
という記事があります。
https://note.com/ayataro48/n/n52aeef121c8f
ここに書いてあるのがまさに存在理由で、
その中にstand.fmの設計に関する言及があります。
これがスタエフの世界そのものといっても過言ではないと思います。
まず「優しい」というのは、
自分にとってもリスナーにとってもスタエフにとっても優しいし、
他の全ての人やものに対しても優しいという意味ですね。
例えば、他人が作ったコンテンツを、
「権利のことなんて知らないから」と言って、
そのまま使ってしまうのは、
果たしてそれを作った人に対して優しいでしょうか?
こういう想像力が求められていると思います。
「近い」と「深い」もそうですね。
他人のコンテンツに頼っていたら、
果たしてその人を身近に感じるでしょうか?
その人を深いと思うでしょうか?
もちろん、人間は完璧ではないので、
時々失敗することもあります。
感情的になることもあるでしょう。
ただ、スタエフを使う以上は、
「優しい」「近い」「深い」
という言葉を意識しながら、
配信やコミュニケーションをとっていきたいところです。
★今後の配信
stand.fmの創業者の思いを確認したところで、
最後に、自分の今後の配信の方向性についても考えてみました。
まだ始めて1ヶ月も経っていないのですが、
これまで著作権の話を中心に30本近い収録を行ってきました。
誰かの役に立てればいいなと思い、活動しているのですが、
もしかしたら私の配信によって萎縮してしまう人が出てくるのでは?
と感じる出来事が増え始めたんですよね。
もちろん、それも思い上がりかもしれませんが、
仮によくない影響を与えていたら、
それこそ、あやたんさんのいう「優しい」「近い」「深い」にそぐわないような気がします。
そこで、法律の話は続けるには続けるけど、
少し頻度を落として、
その間に別の方向の話とかも入れていこうかなと思います。
例えば、1人経営者として独立開業から5年やってきた話とか、
自分の好きなものの話とか、
最近思ったこととか。
最初はこういう話も入れる予定だったのが、
なんだか肩に力が入ってしまって、
いつの間にか法律の話オンリーになってしまいました。
もう少し、人間臭い自分のことも知ってもらえたらと思うので、
これからも番組を愛してもらえたらと思います。
※配信時点の判例通説等に基づき、個人的な見解を述べています。唯一の正解ではなく、判断する人や時期により解釈や法令自体が変わる場合がありますので、ご注意ください。