二等地でも200店!“鰻の成瀬”が月1億円を生む〈超効率3つの仕組み〉

二等地でも200店!“鰻の成瀬”が月1億円を生む〈超効率3つの仕組み〉

※2024年9月10日配信メルマガVol.297より抜粋(一部加筆修正あり)

全国に急増中の「鰻の成瀬」

全国に急増中のうなぎ屋「鰻の成瀬」をご存知でしょうか?
https://www.unagi-naruse.com/

税込1,600円~という価格でうな重が食べられる、
うなぎのチェーン店です。

食事メニューはシンプルにうな重と蒲焼のみ。
サイドメニューはありません。
並、上、特上の3種類で
松、竹、梅の3つの大きさから選べます。

飲み物も瓶ビールと冷酒、ノンアルコールビールの3種類と、
これまたシンプルです。

美味しいうなぎをリーズナブルな価格で食べられることがウケて、店は連日大盛況。
創業から11か月でグループ月次売上1億円の人気うなぎ専門店になりました。

「鰻の成瀬」が超速で出店できる理由

FC店を中心に出店も加速し、
2022年に横浜で1号店をオープン後、
2年足らずでなんと200店舗を達成(2024年9月時点)。
現在は香港にも出店しています。

うなぎのチェーン店といえば、
21年前からあるワンコインうな丼の「名代宇奈とと」がありますが、
すでに「鰻の成瀬」の店舗数はそれを超えています。

炭火で焼くうなぎ専門店と比較すれば安いとはいえ、
「鰻の成瀬」は「名代宇奈とと」の590円のうな丼の2倍以上なのに、
なぜここまで勢いよく出店できているのでしょうか?

一言で言えば、
うなぎ専門店のような美味しさと、
ワンコインうな丼店の効率性のいいとこどり
をして、
効率的に美味しいうな重を提供しているからです。

効率的に美味しいうな重を提供できる3つのポイント

ポイントは3つ。
まず、「提供までの時間が早い」ことです。
1次調理した状態で仕入れた冷凍のニホンウナギを、
仕込み段階で蒸しておき、オーダー後に焼き上げるだけ。
5分程度で提供が完了します。

つまり、食材をあらかじめ加工しておくことでリードタイムを短縮しているわけですね。

2つ目は「オペレーションが簡単」なことです。
前述の通りメニューが少なく
仕込みもほとんどありません

蒸して焼いたうなぎをご飯に乗せてタレをかけるだけ。
「串打ち3年、裂き8年、焼き一生」と呼ばれるような
修行ももちろん不要です。

バイトの高校生でもお年寄りでも外国人でも
簡単にこなすことができます。

炭火焼きのうなぎ専門店のように
油などの大変な後片付けもありません
生ビールすら提供しないので、
ビールサーバーの清掃も不要です。

3つ目は「コストを抑えている」ことです。
一等地ではなく、人通りの少ない”二等地””三等地”に
出店
しているのです。

これにより、初期費用を抑えられる上に、
飲食店間の厳しい競争に巻き込まれず
どんどん出店できるのですね。

短時間営業でさらにコストカット

そもそもうなぎは”目的食“と呼ばれ、
うなぎ目的でお客さんが足を運ぶため、
二等地、三等地でも問題ないわけです。

客の少ない14時~17時は休むなど、
営業時間も減らすことで人件費を抑えています。

うなぎ業界の中の空いている場所にポジショニングし、
お客さんが価値を感じるサービスに絞り、
あとは徹底的に効率化を目指す姿勢は参考にしたいですね。

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