商標権の有効期間は?更新しないとどうなる?失効を防ぐポイント

商標権の有効期間は?更新しないとどうなる?失効を防ぐポイント

商標権の有効期間、知らないと損するかも?

「商標権には有効期限があるの?」
「更新を忘れると、商標が使えなくなる?」
「更新手続きはいつ、どうやってすればいい?」

商標権の有効期間(存続期間)は「登録から10年間」ですが、更新すれば半永久的に維持できます!
しかし、更新しなかった場合、商標権は失効し、第三者に使われるリスクも…!

本記事では、商標権の有効期間・更新の流れ・失効を防ぐポイントを詳しく解説します。

まずは、商標権の基本的な有効期間を確認しましょう。


商標権の有効期間(存続期間)は何年?

商標権の有効期間は、商標登録日から10年間 です。

✅ 商標権の有効期間のポイント

  • 10年ごとに更新が可能(何度でも更新できる)
  • 更新手続きを行えば、半永久的に商標権を維持できる
  • 更新しないと、商標権は自動的に失効する

💡 「一度登録すれば永久に有効」ではない点に注意!

では、商標権を更新しなかった場合、どんなリスクがあるのでしょうか?


商標権を更新しないとどうなる?

1. 商標権が失効し、独占的に使用できなくなる

  • 更新しなければ、商標権は失効し、独占的に使う権利がなくなる
  • 失効後は、誰でもその商標を自由に使えるようになる可能性がある

2. 他社に同じ商標を登録されるリスク

  • 商標権が失効すると、第三者がその商標を新たに登録できる
  • もし他社に登録されると、これまで使っていた商標を使えなくなる可能性も…!

3. 再取得には時間とコストがかかる

  • 商標を再取得するには、再度出願・審査が必要
  • その間に別の企業が先に商標を取得してしまうと、取り戻せない場合もある

💡 商標を守るためには、更新を忘れないことが何より重要!

では、商標権の更新はいつ・どのように行えばよいのでしょうか?


商標権の更新手続きと期限

✅ 商標更新の手続きは「有効期間満了の6か月前」から可能

  • 更新申請の受付開始:有効期間満了の6か月前
  • 期限までに更新しないと、商標権が失効

例:2025年2月13日に商標登録された場合
2034年8月14日(6ヶ月前)〜2035年2月13日(有効期間満了の日)まで更新手続き可能
2034年8月13日からではない点に注意

✅ 更新申請の流れ

  1. 特許庁に更新申請を提出(書類の作成と提出)
  2. 更新登録料の納付(一括払い or 分割払い)
  3. 特許庁の形式的な審査後、更新が完了(商標権がさらに10年延長)

✅ 更新料(2025年時点)

  • 一括払い:43,600円(1区分)
  • 分割払い:22,800円 × 2回(1区分)

例:合計2区分の商標を一括払いで更新する場合
→43,600円 × 2区分 = 87,200円
※弁理士に依頼する場合は、さらに弁理士の手数料がかかります

💡 更新手続きを忘れないために、満了の6か月前に準備を始めましょう!

次に、商標権の失効を防ぐためのポイントを解説します。


商標権の失効を防ぐポイント

✅ 1. 更新期限を事前に把握する

  • 商標権の満了日をカレンダー管理システムに記録しておく
    →特許庁の「特許(登録)料支払期限通知サービス」に登録しておくのも便利です
    https://www.rpa.jpo.go.jp/rpa-web/GP0101
  • 複数の商標を管理している場合は、リスト化して管理

✅ 2. 期限が近づいたら、早めに更新手続きを進める

  • 満了の6か月前から更新が可能なので、早めに申請する
  • 手続きの準備に時間がかかるため、ギリギリにならないよう注意

✅ 3. 弁理士に管理を依頼する

  • 商標権の期限管理を弁理士に任せれば、更新漏れを防げる
  • 更新手続きの代行も可能なので、スムーズに手続きを進められる

💡 商標権の管理に不安があるなら、弁理士に依頼すると安心!


商標専門弁理士に相談するメリット

更新期限をしっかり管理し、失効リスクを防げる
書類の作成や手続きを代行してもらえる
複数の商標を一括管理し、必要なタイミングで更新を提案してもらえる

💡 「うっかり更新を忘れてしまいそう…」という方は、弁理士に相談するのがベスト!


まとめ – 商標権の更新を忘れずに!

商標権の有効期間は「10年間」
更新手続きをすれば、何度でも延長できる(半永久的に維持可能)
更新しないと、商標権が失効し、第三者に登録されるリスクがある
満了の6か月前から更新が可能なので、早めに手続きを!
更新管理が不安なら、弁理士に依頼すると安心!

あなたの大切な商標を守るために、更新の準備を始めましょう!