「サムライツ™」の弁理士、保屋野です。
史上初の女子高生プロゴルファー、
史上最年少でのツアー10勝、
元世界ランキング1位と、
輝かしい実積を作ってきた
宮里藍選手、もうすぐ引退ですね。
この本は、宮里選手が2007年に陥った極度のスランプから、抜け出した時の話が書いてあり、すごく参考になりました。
人はなぜ不安を感じるのでしょうか?
その正体は「未来に対する漠然とした心配事」だと、
宮里選手は見抜きました。
こんな時に、いくら頑張って力を抜こう、リラックスしようと思っても、
気持が先走ってしまい、思ったほど力を抜くことはできないのだそうです。
ではどうするか?
それは、
「過去でも未来でもない、『今』に自分を置くこと」
これが、ナイスショットを紡ぎだすカギだと、見つけたのですね。
超一流のアスリートと比べることはできませんが、
私自身も、独立してから、漠然とした不安の気持ちに覆われてしまったことがあります。
それから立て続けに取引を失い、問い合わせも紹介もぱったり止まってしまいました。
なかなか眠れない日、朝起きて急に恐怖感に襲われる日、憂鬱で仕方ない日
まさか楽天的な自分がそんなことになるとは!
と思いました。
でも、宮里選手がされているような、
先走る自分や、過去に引きずられている自分を、
“今の自分に引き戻す“作業、
“自分を捕まえておく“ための動作をすることで、
自然と結果がついてくるのですね。
うまくいかないとき、
不安で苦しいとき、
焦ってしまっているとき、
「I am here.」
「私はここにいるんだよ!」
と、
身体を動かしながら自分に教えてあげてみてはいかがでしょうか?
そこから突破口が見えるかもしれません。