・「まんが 超訳「論語と算盤」」(渋沢栄一(著),漫画構成・今谷鉄柱(著),解説・渋澤健(著),シナリオ・山本時嗣(その他))
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渋沢栄一の不朽の名著『論語と算盤』を、現代の読者にわかりやすく届けるために、漫画とナビゲーションを加えて再構成された一冊です。
「『論語と算盤』って難しそう…」「読んでみたけど、よくわからなかった」
と思われている人もいるかもしれません。
こちらの本は、その重要なエッセンスを抽出して漫画化されており、
道徳(論語)と経済(算盤)は本来、対立するものではなく、両立できるものだという、渋沢栄一が生涯を通して伝えようとしたメッセージをわかりやすく伝え、現代の社会人が「実生活で活かす」ことができるように工夫されています。
主人公の青年が、ビジネスと生き方に悩みながらも、渋沢栄一の言葉に触れ、「誠実さ」や「公益性」に軸を置いたビジネスマンの視点を少しずつ獲得していく姿に、自分を重ねることができるでしょう。
単なる道徳論や自己啓発にとどまらず、現代における企業経営やキャリアの悩みにも通じる含蓄が随所に散りばめられており、「売上と理念のバランスに悩んでいる人」には特におすすめです。
個人的には、漫画のラストに出てくる、メンター(故・竹田和平氏がモデル)から主人公に宛てた手紙の箇所が、一番好きです。
巻末には、渋沢栄一の玄孫である渋澤健氏による解説があり、より理解が深まるかと思います。
「論語と算盤」が食わず嫌いだった人や、理解が追い付かなかった人、
今の時代で活かすヒントが欲しい人などは一読の価値あり。
特に目指す目標や夢があるのに、逆境に立たされている人には、とても響く内容なのではないでしょうか。
漫画と思ってやや侮っていましたが、
内容も深く、大変充実した一冊です。
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