・「「成功曲線」を描こう。 夢をかなえる仕事のヒント」（石原 明 (著)）
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努力と成果の関係性を再考させてくれる一冊です。
成功は直線ではなく曲線
努力と成功の関係は直線的ではなく、
何か目標に向かって努力を始めても、最初は努力量や時間に成果が比例しません。
そして、しばらく低空飛行を続けますが、
ある時を境に急激に上昇し始めて、一気に目標達成に突き進みます。
これを「成功曲線」と言います。
急上昇を始めるまでは長い時間を要し、
目標には到底辿り着けないような気がして不安になります。
そこで諦めてしまうと、
目標に到達することなく試合終了。
そうならないよう、
「いかに毎日の努力を積み重ねて、急上昇の日を迎えることができるか？」
という、継続的な努力の重要性を再認識させてくれます。
潜在意識の活用
そして、継続的な努力により成功に至るには、
潜在意識の活用が不可欠であると述べられています。
潜在意識を動かすには、「しなければいけない」ではなく、「こうなったらいいな」「ああなったら嬉しい」とワクワクして感情を刺激することが秘訣。
潜在意識とまるで人のように付き合うことで、より自分のために頑張って働いてくれるのだそうです。
潜在意識が目標達成を後押ししてくれるという考え方は、多くの読者にとって新鮮な視点を提供してくれるでしょう。
行動が次の現実を創る
さらに、「行動すれば次の現実」というキーワードを紹介し、
具体的に行動することの重要性を強調しています。
行動のための「プランニングの仕方」と「時間の管理」が成否を分けるということで、
考え方や具体的な手法も紹介されているので、ぜひ参考にしてみてください。
特に、真面目でうまくいっていない人ほど、目標設定の仕方が間違っている可能性があるので、
この本を読みながら正しい目標設定の仕方を学ぶといいと思います。
まとめ
潜在意識を刺激しながら行動を起こすことで、新たな現実が開け、成功への道が拓けるというメッセージは、多くの人々に勇気を与えてくれるはずです。
努力が報われないと感じている方や、目標達成に向けて悩んでいる方にとって、成功への道筋を再確認し、前向きな一歩を踏み出すきっかけとなることでしょう。
惜しむらくは、著者の石原先生が2021年に亡くなってしまい、
Kindle化もされず、絶版になっているようなので、
中古市場でプレミア価格となっている点です。
それでも、高い金額を払う価値のある名著ですので、
ぜひ読んでみてください。
ちなみに、石原先生が亡くなる直前に開催された「成功曲線」のセミナーがvimeo上で公開されていますので、そちらもご覧になってみてください。
＊「2021年、勝ち残るための「成功曲線」」セミナー（本編は5分48秒から）
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※サムネ画像は「Amazon.co.jp」の商品ページから引用