※2024年6月4日配信メルマガVol.283より抜粋(一部加筆修正あり)
予約ボタンの5文言A/Bテスト
とあるネイル専門の集客サービスが、
ウェブサイト内の予約ボタンの文言の改善に取り組みました。
元々は「予約する」だったのが、
細かい表現を修正した5パターンの文言を用意して、
どのボタンが最もクリック率が高いのかを検証したのですね。
その5パターンとは、
- A:このサロンで予約する
- B:このサロンに予約する
- C:予約へ進む
- D:予約にすすむ
- E:メニューを選択して予約
です。
さて、どのボタンのクリック率が最も高かったのか、
わかりますでしょうか?
普通に考えると、
簡潔でわかりやすい文言が選ばれやすそうに思えますよね。
しかし、正解は
「E:メニューを選択して予約」
です。
勝因は“クリック後が見える”こと
それぞれの結果は下記の通り
- A:このサロンで予約する…-20%
- B:このサロンに予約する…-10%
- C:予約へ進む…-1%
- D:予約にすすむ…-3%
- E:メニューを選択して予約…+42%
なんと、これだけの大きな差が生まれました。
簡潔とは言い難い文言なのに、
Eがより多くクリックされたのは、
「ボタンをクリックした後に、どのようなことをするのかがわかる」
という理由が挙げられます。
セールスレターの「3つの壁」
ウェブサイトのセールスレターでは、
「見ないの壁」「信じないの壁」「行動しないの壁」
という3つの壁があり、
この全てを乗り越えた先に、やっと成約することができます。
そのうちの「行動しないの壁」を乗り越えるためには、
「このボタンをクリックしたら、どのような行動をするのか」
が明確にわかることが大切なのですね。
そこをクリアして初めて、
お客さんが安心してクリックすることができます。
「無料」より「安心」が優先
また、中小企業向けのオンラインCRMツールを提供する会社でも、
- A:無料トライアル(Free Trial)
- B:プランと価格を見る(See Plans and Pricing)
のどちらが登録率が高いかを検証した結果、
「B:プランと価格を見る」の方が200%も登録率が高かったそうです。
Aは「無料」の言葉が入っているので、
一見、お客さんにとって魅力的に見えるのですが、
「無料トライアル」の言葉からは
「何か後で買わされるのではないか」
「解約が面倒なのではないか」
といったネガティブな想像をしがちです。
他方、Bだと、
「プランと価格を比較して検討できるんだ」
と理解できるので、安心してクリックするこことができますね。
このように、申し込みボタンの文言一つとっても、
お客さんがどのような想像をするのか、
安心してクリックできるのか、
よく考えて表現していきたいですね。
※参考記事:【完全保存版】CVRを向上させた成功事例9選:真似してサイト改善!
https://microcopy.org/case_studies/9selections/
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