クリック率+42%!“予約ボタン”文言を変えただけで売上が伸びた理由

クリック率+42%!“予約ボタン”文言を変えただけで売上が伸びた理由

※2024年6月4日配信メルマガVol.283より抜粋(一部加筆修正あり)

予約ボタンの5文言A/Bテスト

とあるネイル専門の集客サービスが、
ウェブサイト内の予約ボタンの文言の改善に取り組みました。

元々は「予約する」だったのが、
細かい表現を修正した5パターンの文言を用意して、
どのボタンが最もクリック率が高いのかを検証したのですね。

その5パターンとは、

  • A:このサロンで予約する
  • B:このサロンに予約する
  • C:予約へ進む
  • D:予約にすすむ
  • E:メニューを選択して予約

です。

さて、どのボタンのクリック率が最も高かったのか、
わかりますでしょうか?

普通に考えると、
簡潔でわかりやすい文言が選ばれやすそうに思えますよね。

しかし、正解は
E:メニューを選択して予約
です。

勝因は“クリック後が見える”こと

それぞれの結果は下記の通り

  • A:このサロンで予約する…-20%
  • B:このサロンに予約する…-10%
  • C:予約へ進む…-1%
  • D:予約にすすむ…-3%
  • E:メニューを選択して予約…+42%

なんと、これだけの大きな差が生まれました。

簡潔とは言い難い文言なのに、
Eがより多くクリックされたのは、
ボタンをクリックした後に、どのようなことをするのかがわかる
という理由が挙げられます。

セールスレターの「3つの壁」

ウェブサイトのセールスレターでは、
見ないの壁」「信じないの壁」「行動しないの壁
という3つの壁があり、
この全てを乗り越えた先に、やっと成約することができます。

そのうちの「行動しないの壁」を乗り越えるためには、
「このボタンをクリックしたら、どのような行動をするのか」
が明確にわかる
ことが大切なのですね。

そこをクリアして初めて、
お客さんが安心してクリックすることができます。

「無料」より「安心」が優先

また、中小企業向けのオンラインCRMツールを提供する会社でも、

  • A:無料トライアル(Free Trial)
  • B:プランと価格を見る(See Plans and Pricing)

のどちらが登録率が高いかを検証した結果、
B:プランと価格を見る」の方が200%も登録率が高かったそうです。

Aは「無料」の言葉が入っているので、
一見、お客さんにとって魅力的に見えるのですが、
「無料トライアル」の言葉からは
何か後で買わされるのではないか
解約が面倒なのではないか
といったネガティブな想像をしがちです。

他方、Bだと、
プランと価格を比較して検討できるんだ
と理解できるので、安心してクリックするこことができますね。

このように、申し込みボタンの文言一つとっても、
お客さんがどのような想像をするのか、
安心してクリックできるのか、
よく考えて表現していきたいですね。

※参考記事:【完全保存版】CVRを向上させた成功事例9選:真似してサイト改善!
https://microcopy.org/case_studies/9selections/

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