広告コピーは“質より1,000本”! 宣伝会議賞を総なめにした中学生のアイデア発掘術

広告コピーは“質より1,000本”! 宣伝会議賞を総なめにした中学生のアイデア発掘術

※2024年5月28日配信メルマガVol.282より抜粋(一部加筆修正あり)

国内最大広告コピーコンテストで1人の中学生が上位独占!?

国内最大級の広告コピーコンテスト「宣伝会議賞」の中高生部門で、
1人の中学1年生が、グランプリ、準グランプリを含む5つの上位賞を
独占
したことが話題となりました。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240327-OYT1T50154/

応募総数36,942点のうち、
入賞したのはたったの20点ということで、
いかに突出した成績であるかがわかるかと思います。

例えば、グランプリをとった作品は

引越しの一番の荷物は、個人情報です。

というものです(「宣伝会議賞」より引用)。
https://senden.co/history/61/student

これは、引っ越しに伴う住所変更などの手続を
1回の登録で複数の企業にまとめて手続してくれるサービスに対して、
生み出されたコピーなのですが、
その手間の大変さを「一番の荷物」と表現したところが、
素晴らしいセンスですよね。

快挙達成の秘密は「圧倒的な量」だった!

元々、この中学生の方は、
幼い頃から文章の読み書きが大好きだったそうで、
小学5年から広告コピーに興味を持ち出し、
過去の入賞作品をリサーチした上で、
言葉について徹底的に研究したそうです。

そして、「宣伝会議賞」の募集が始まってから仕上げた応募作品は、
なんと1,050点

1人で制作するには凄まじい量ですよね。
ボツにした作品も合わせたら、その何倍もあるかもしれません。

この中学生が、圧倒的な実績を作ったのは、
誰も真似できない「量」に理由があると思いました。

良いアイディアは一発で出ない

宣伝のコピーにしても、事業のアイディアにしても、
人はどうしても、良いアイディアを一発で捻り出そうとしてしまいます。
頭をうんうん唸らせて考え込んでしまうわけですね。

しかし、それでは、
よほどの天才でない限り、
良いアイディアを出すことはできません

良いアイディアが出せない人ほど質を求めますが、
本当に良いアイディアは、量を求めることで生まれてくるのです。

リサーチ&分析からの大量行動が勝利に導く

もちろん、この中学生は単にたくさんのコピーを考えたわけではありません。
きちんと過去の受賞作をリサーチし、
分析した結果、当たりそうなコピーを大量に生み出しています。

こういった勝利に導くための思考や作業のプロセスも、
とても参考になりますね。

とはいえ、いきなり大量のアイディアを出すのは大変。
そこで、アイディアの出し方については、こちらの本が参考になりますので、よかったら読んでみてください↓
・「100案思考 「書けない」「思いつかない」「通らない」がなくなる」(橋口幸生 (著))
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