※2023年8月1日配信メルマガVol.239より抜粋(一部加筆修正あり)
ダイエット商品を買うのは太っている人か?痩せている人か?
化粧品等通販の上場企業「北の達人コーポレーション」の
木下勝寿社長が、
「ダイエット商品を買うのは太っている人か?痩せている人か?」
という興味深いお話をされていました。
みなさんは、どちらだと思いますか?
普通に考えると、太っているからこそダイエット食品を買うように思えますが、
実は買う人の多くは「痩せている人」なのだそうです。
太っている人は、ダイエットに対する意識が低いから太っているのであって、
お金を出してまでダイエット商品を買わない傾向にあるのだと。
なかなか厳しい(?)見解ですが、
確かに痩せている人に限って、
「太るのが嫌だから、もっといいダイエット商品を買おう」
とお金を使っているように見受けられますね。
マネーリテラシーの低い人ほどお金について勉強しない
これはメンズコスメやマネーリテラシーなどについても
同様に考えられると思います。
マネーリテラシーの低い人は、
そもそもお金の教育にコストを払ってまで学びに行かないかも知れません。
元々マネーリテラシーの高い人は、
さらにマネーリテラシーを高めるために、
お金の教育に時間やお金をかけて学びに行くでしょう。
意識が高い人に売れるように設計すれば、商品は勝手に売れる
そうすると、
「商品を売れやすくするには、意識が高い人に売る」
ことだと結論づけたくなりますが、
もっと詳細に言えば
「意識が高い人に売れるように設計する」
「課題に対してお金を払ってでも解決したい人に売れるように設計する」
ことが重要なのだと思います。
そういったお客様が、
どんな品質なら満足するのか、
どんな機能を欲しているのか、
どんなデザインやネーミングなら手に取りたくなるのか、
といったところを考える。
「意識の低い人にも売れるように設計する」
ことを考えてしまうと、
結局「誰でも欲しいと思う商品はなんだろう?」
と考えることになるから、
誰にも刺さらず、誰にも売れなくなってしまうのではないか、
ということです。
その点、「意識が高い人に売れるように設計する」には、
緻密に商品設計し、緻密に広告を打つようになるので、
お客様に刺さって「欲しい」と思ってもらえるのでしょうね。