「集客商品」と「収益商品」を分けて用意する

「集客商品」と「収益商品」を分けて用意する

※2023年7月11日配信メルマガVol.236より抜粋(一部加筆修正あり)

サイドメニューが充実している「スシロー」

先日、久しぶりに回転寿司店の「スシロー」にいってきたのですが、
まず思ったことは「サイドメニューが充実しているなあ」ということです。

味噌汁やだし巻き卵といった、お寿司にぴったりのものから、
フライドポテト等の揚げ物系、うどん、
寿司屋なのに、まぐろ醤油ラーメンなるものまでありました。

特にフライドポテトは人気で、
かつては、スシローでポテトをを食べることを
女子高生の間では「ポテロー」と呼ばれていて、
一時期お台場にお店まであったほどです。

ドリンクも、ビールやハイボール等のお酒に、
コーラ等の清涼飲料、
コーヒーやカフェラテまであります。

カフェタイムの集客に力を入れる「スシロー」

また、デザートも充実しています。
わらび餅のような和風のものから、
シャーベットやアイス、
プリンにケーキ、パフェまでありました。

とても寿司屋とは思えませんね。

それもそのはず。
スシローでは、「スシローでカフェろー!」(現スシローカフェ部)とうたって、
主婦や子供連れ、学生向けに、
午後2~5時のカフェタイムの集客にも力を入れているのですね。
https://www.akindo-sushiro.co.jp/cafebu/occasion/

「スシロー」がサイドメニューに力を入れる理由とは?

寿司屋なので、お寿司に力を入れるのは当然としても、
こういったサイドメニューにも力を入れるのは、
実は理由があります。

それは、「集客商品」と「収益商品」を分けることで、
幅広い顧客層をカバーしているからです。

外食時に「ここに行きたい」とお店を選ぶのは、
家族連れなら子供、
カップルなら女性であることが多い
です。

それを受けて、「そこでいいよ」と決定するのは、
支払いを担当する側、
つまり、家族連れなら親、
カップルなら男性であることが多い
のではないでしょうか。

「そこでいいよ」と決定する側からすれば、
1皿120円〜という価格に目がいきがち
この1皿120円のお寿司は「集客商品」ということになります。

一方で、「ここに行きたい」とお店を選んだ側からすれば、
お寿司も食べたい、サイドメニューやデザートもあれこれ楽しみたい、
ということで、これらの商品は「収益商品」となります。
この「収益商品」で利益を出していくのですね。

お店を1つのプラットフォームと考える

つまり、お店を1つのプラットフォームと考えて、
まず目玉商品となるお寿司(集客商品)で人を集めて
その他のメニュー(収益商品)で収益を上げていく構造です。

この「集客商品」と「収益商品」を意識して作ることで、
お客さんが集まりやすく
なおかつ満足してもらいやすくなります。

ぜひ、ビジネスを1つのプラットフォームと考えて、
集客しやすい商品と、収益を出しやすい商品を考えてみてくださいね。

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