持続可能なブランドコミュニケーションをつくる
「サムライツ™」の弁理士、保屋野です。
「ドラクエローソン」に行ってきました!
これは、7月29日発売予定の「ドラゴンクエストⅪ(過ぎ去りし時を求めて)」仕様にラッピングされた、コラボレーション店舗。秋葉原駅から徒歩5分くらいのところにある、「ローソン外神田三丁目店」です。
http://www.lawson.co.jp/area/kanto/campaign/dq.html
さほど広くはないこぢんまりとした店舗ですが、外観はもとより、内装や設置してある自販機まで、ドラクエのラッピングが施されており、まるでドラクエのテーマパークに来たかのようです。通常扱っている商品に加えて、店舗限定のオリジナルドラクエグッズも販売していて、少年時代にドラゴンクエストのゲームをプレイしていた私としては、とてもワクワク心躍る場所でした。
このドラクエとローソンのコラボはいかにして生まれたのでしょうか?
ドラクエは、ゲームのタイトルでもありますが、
ビジネスの観点でみれば、その本質は知的財産にあります。
知的財産とリアル店舗の掛け算は、商流の変化とも関係がありそうですよね。
ECサイトでの買い物が便利になり、「利便性」の面でリアル店舗は大きく劣ってしまいます。ほしいものをネットで検索して、ワンクリックで買えて、家まで届けてくれる。しかも、リアル店舗より安いこともある。こんな便利なことはないですよね。
そこで、近年のリアル店舗では、「体験型」や「提案型」の売り場づくりが重視されています。リアル店舗の良さは、ネットでは体験できないことができる、検索ではたどりつかないものに出会えることです。
その一方で、リアル店舗の中でもコンビニエンスストアは、全国に5万5千以上の店舗があり、「利便性」の面もカバーする特徴を備えていますね。だから、顧客接点をつくる”しかけ”のための場所として、コンビニはこれからさらに注目されるチャネルになるのでしょう。
ドラクエとのコラボは、まさにその例の1つ。この「ドラクエローソン」は、全国のローソンで7番目に売り上げが高いそうです。ドラクエのコンテンツ、知的財産の存在がいかに大きいかというのもありますが、この店舗ラッピングの「しかけ」をつくるブレーンの存在があってこそですよね。自社/他社にこだわらず、世の中にある知的財産をどう活かすか?を考えられる人が、これからのビジネスを制する人なのかもしれません。
ドラクエローソン。ぜひ、「ぼうけんのしょ」を開いて、「ゴールド(お金)」をもって、「ぬののふく」を着て(笑)、訪れてみてください。