※2023年5月16日配信メルマガVol.228より抜粋(一部加筆修正あり)
花屋ビジネスの実態
お花屋さんの原価率は大体3~4割で、
飲食店に比べると料理や接客の手間がない分、
人件費が安く済むと言われています。
しかし、花は鮮度が命なので、
枯れてしまうと売り物にならないという難しさがあります。
花を売り切るのは事実上難しく、
よく売れる花を仕入れつつも、
ショーケースの見栄えも気にする必要があり、
ある程度廃棄分を考慮しながら在庫を確保しているのですね。
障がい者支援も行う高収益花屋さん
そんな中、「ある花」を専門に扱い、収益を産み出しながら、
障がい者の雇用支援まで行っている会社があります。
「アロンアロンオーキッドガーデン」です。
https://alon-ocd.com/
なんの花を扱っているかというと、
「胡蝶蘭」です。
お祝いごとの時に送る花の定番ですよね。
定番ということは、ある程度需要が一定して存在することになりますので、
経営が安定しやすいということになります。
また、胡蝶蘭は高単価ですので、
その利益で労働環境の改善に取り組むことができます。
直販を行うため在庫管理がしやすく、
在庫日数を短縮化できるのです。
これらの要因によって、
障がい者を積極的に雇用して、栽培技術を身につけてもらいながら
利益も出せるビジネスを実現しているのですね。
収益と社会貢献を両立させる
平成30年度の厚労省のデータによれば、
就労可能な障がい者の平均月収は16,118円、
時給に換算するとわずか214円しかありません。
しかし、こちらのアロンアロンでは、
障がい者の月額工賃10万円を達成しているそうです。
そして、アロンアロンでお花を購入すると、
「障がい者支援」につながることがわかるような
ステッカーやウェブサイトに貼り付けるバナーなどがもらえます。
これにより、個人としては社会貢献活動をしていることが自覚できますし、
法人としてはCSR活動となり、
社会的なイメージの向上につながるのです。
また、企業と提携しており、
上場企業に就職する障がい者もいます。
企業側としては、障害者雇用促進法に基づいて
障がい者の法定雇用率を達成することができるのですね。
このような、収益と社会貢献を両立させる考え方は、
消費者から共感を得られる点でも参考になります。
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