※2019年7月23日配信メルマガVol.29より抜粋(一部加筆修正あり)
ビジネスの「5つの壁」
ビジネスにおいて、通常”5つの壁”と呼ばれるものが存在していると言われます。
その”5つの壁”とは、「時間」「場所」「距離」「言葉」「人材」の壁です。
お店や会社には「営業時間」が存在しますし、
オフィスのスペースや売り場や在庫を置く倉庫などの「場所」のために物理的な面積を必要とします。
お客さまの会社に出向く際は「移動距離」があります。
公用語は「日本語」なので、外国人にどう対応するか?という壁がありますし、
必要なスキルやノウハウを持った「人材」をどう確保するか?という問題は永遠のテーマですよね。
「代替」で壁をなくす
これらの壁はコストの問題もありますが、
そもそも3次元の世界では、物理的に解決困難と考えられがちです。
しかし、そこで思考停止せずに、何かで代替できないだろうか?と考えたときに、イノベーションが生まれるのですね。
特に、あらゆる物理的制限を乗り越える「インターネット」により、ハードルはかなり低くなりました。
卑近な例では、ポータブルプレイヤーで音楽を聴く場合、
それまでは音楽を収録したカセットテープやCDやMD(懐かしい!)を、プレイヤーと一緒に持ち歩いていましたが、
iTunesの登場でこれらが不要になりました。
音楽CD等を置いておく「場所」や、買いに行く「距離」、録音する「時間」といった壁を乗り越えたのです。
iTunes以前にも、音楽のダウンロード販売はありましたが、
プレイヤーと一体になって、購入可能な曲数を増やし、購入単価を下げたのは、
やはりAppleの功績だと思います。
テレワークを使ったアウトソーシングサービス
ネットの普及と通信回線の高速化により、テレワークも盛んになってきました。
テレワークを使ったアウトソーシングサービスを展開する
「IMACREA(イマクリエ)」という会社は、
主に大企業から受注した仕事を、
地方や海外等バラバラに在住する在宅ワーカー同士でチームを作って、
業務をしてもらう、という仕組みで運営されているそうです。
https://www.imacrea.co.jp/
普通に地方の企業で働くよりもフィーが高く、
また、業務内容がその都度異なるために、
適度に負荷がかかって、ワーカーの成長度合いが早いそうなのです。
おまけに時給も上がっていく。
相談体制も整っているので、わからないことがあっても安心して働くことができます。
24時間体制だから、昼夜逆転生活の人や、時差のある国に住む人も大丈夫。
他の仕事との両立、育児との両立、夢との両立、いろんな人が登録しているようで、
「時間」「場所」「距離」「言葉」「人材」の壁を乗り越える仕組みづくりが興味深いですね。
もう事務所は不要?
かくいう私自身も、現在は都内に事務所を構えておりますが、
高い家賃を払ってまで東京に拠点を持つ必要があるのか?
というのを時々考えています。
事実、メールやSNS、オンライン会議を使ってお仕事が完了することが多くなってきているので、
そのうち、田舎に小さな拠点を1つだけおいて、あとはほぼバーチャル化させる可能性はあります。
そうしたら、日本や世界を回りながら仕事ができる可能性がありますし、
各地で得た知見を仕事に活かすことができるのでは、と妄想しています。
“5つの壁”のどれを、どうしたら乗り越えることができるか?
という視点で見直してみると、面白いアイデアが湧いてくるかもしれませんね。
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