商標登録したら「Amazonブランド登録」するのがおすすめ

商標登録したら「Amazonブランド登録」するのがおすすめ

※2021年6月22日配信メルマガVol.129より抜粋(一部加筆修正あり)

「Amazonブランド登録」のメリット

Amazonで物販を行う場合には、
その商品について「商標登録」した上で
Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)」をしておくと便利です。
https://brandservices.amazon.co.jp

「Amazonブランド登録」のメリットは、
2つの側面があって、
1つは「ブランドの構築」に役立つこと、
もう1つは「ブランドの保護」に役立つことです。

①ブランドの構築

●商品紹介コンテンツの作成

1つ目の「ブランドの構築」に役立つことですが、
まず「商品紹介コンテンツ」を作ることができます。
「商品紹介コンテンツ」は、商品詳細ページに画像を追加したり、
テキストを太字や下線などで強調したりできる
機能ですね。
例えば、「MacBook Pro」だとこんな感じ。
https://amzn.to/4jZHjKe
商品の詳細な説明の画像が、商品説明欄に載っていますよね。
これにより、閲覧数や購入者数が増えるなど、
コンバージョン率を上げることが期待できます。

●スポンサーブランド広告

また、「スポンサーブランド広告」を出すことができます。
これは、ブランドロゴやカスタム可能な見出し、
商品3点までを掲載できる広告で、
クリック課金型の広告になります。
例えば、「ノートパソコン」で検索すると、
一番上に特定ブランドのロゴとPCが並んでいますよね。
https://amzn.to/3xo22hx
これがスポンサーブランド広告です。
これにより、ブランドの認知度を高め
見込客に商品を見つけてもらいやすくしてくれます。

●Amazonストア立ち上げ

それから、「Amazonストア」を立ち上げることができます。
言ってみれば、Amazon内にお店を作るようなもので、
専用のリンクからブランドや商品を紹介することができます。
Appleだとこんな感じです。
https://amzn.to/3wtNWLx
訪れた人がより商品に興味関心を高め、
購買意欲を高めてくれます。

●Amazonブランド分析

さらに、「Amazonブランド分析」も有用な機能です。
特定のキーワードの検索頻度や、
顧客のリピート率や、
自社商品と同時に購入されている商品
比較された商品代わりに購入された商品
などを知ることができるんですね。
分析結果に基づいて、マーケティング戦略を練ることができます。

②ブランドの保護

●正確な商品情報・出品情報を管理

もう1つは「ブランドの保護」に役立つことですが、
まず、「正確な商品情報・出品情報」を管理できます。

同じモデルの商品のすべての出品に共通するのが「商品情報」で、
出品者ごとの情報が「出品情報」です。

同じ商品に対して、複数の出品者が「商品情報」を提供すると、
買う人が困る
ので、
どの出品者の「商品情報」が商品詳細ページに表示されるかをAmazonが決定します。

こちらの「商品情報」が悪用されやすく、
相乗り出品」が問題になっています。
というのも、商品詳細ページの「商品情報」は、
出品者によって書き換える
ことができるからです。
つまり、自社以外の会社が出品者として、
ページを乗っ取る
ことができてしまうんですね。

例えば、OEM元が自社以外の他社にも同商品を販売していて、
その他社が値下げにより販売実績を伸ばして、
Amazonから商品詳細ページの「商品情報」の編集権限を取得する、
みたいなケースです。
この場合、編集権限を得た会社により、
商品情報を書き換えられてしまうことが考えられます。

これを防ぐために、ブランド登録をすることで、
編集権限が他者に渡るのを防ぐ
ことができます。

●自動プロテクション機能

また、「ブランドの保護」の機能としては、
権利侵害が疑われるコンテンツや不正確なコンテンツを事前に削除する
自動プロテクション機能」というのもあります。
「Project Zero」と呼ばれる取り組みで、
Amazonの機械学習により、偽造品の疑いある商品を自動的に削除することで、
偽造品の販売を未然に防ぐことができます。

さらに、「違反の報告」も、ガイド付きの簡単な手順で行うことができます。

「Amazonブランド登録」するには「商標登録」が必要

このように、「Amazonブランド登録」をしておくと、
Amazonで商品販売する人や企業にとっては、
攻めと守りの両面からさまざまなメリットがあります。

ただ、その前提条件として「商標登録」が必要ですので、
まずは「商標登録」をした上で、
「Amazonブランド登録」をされてみてください。

「商標登録」と「Amazonブランド登録」のやり方がわからない場合は、
有償にはなりますが、サポートいたしますので、
ご遠慮なくお問い合わせください。

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