「行政書士」開業初月から100万円稼いだ 超・営業法

「行政書士」開業初月から100万円稼いだ 超・営業法

・「「行政書士」開業初月から100万円稼いだ 超・営業法」(金森 重樹 (著))
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資格と人脈ゼロの状態から営業・集客戦略を駆使して、行政書士として驚異的なスタートを切った経験をベースにした実践ノウハウ本です。


本書の内容

  • 著者は、開業当初「金もコネも人脈もない」状態から、ファックスDMなどのマーケティング手法を駆使して、初月から月商100万円を達成。さらに年内に30支部を持つ相続処理事業へ拡張していった体験が、細部まで語られています。
  • “優良顧客をつかむ仕組み”“儲けを生み出す流れ”を体系化した営業・集客技術が複数紹介されており、士業という専門職に即応用できるノウハウに富んだ本です。
  • マーケットのひずみの発見、突破する営業戦略の立て方、仕組みによる拡張性の設計、事業ネットワークの展開など、単なる営業手法だけでなく、長期的な構造設計まで視野に入れた内容が展開されています。

読んで感じたこと

「資格を取るだけでは食えない」という当然の現実を突きつけられますが、一方で「戦略と仕組みで、どこまで動けるか」が見えてくる希望に溢れた一冊です。

特に印象的だったのは、「お金を捨てる勇気を持つ」ことを説いている部分でした。「お金を捨てる」とは、広告などにコストを払うことで、売り上げを上げるために小さく実験することを指しています。最初は投入した金額が戻ってこないことも多いのですが、試行錯誤しながら何度も繰り返すことで上達し、リターンが大きくなっていく。適宜借り入れも行い、お金を働かせながら利益を増やしていく。このような考え方ができないと、商売ではうまくいかないのだと思い知らされました。

そして、人からのたまたまの紹介だけでほとんど事業が成り立ってしまっている状況は、「うまくいっている」のではなく、新規顧客を獲得する仕組みのない「危うい状態」だということがわかりました。

2004年出版の本なので、具体的な営業・マーケティング手法については、やや古典的で使えない部分もありますが、古典的な手法でも最新の思考で再構築して使うことで、十分応用可能だと思います。特に、著者を有名にした「FAX DM」については、今でもBtoBビジネスで使える普遍性があります。

なお、最初から“拡張ありき”で構想している点は、起業家マインドとして心に響きました。初月100万を取るだけで満足しない、その後も支部展開・チェーン化を見据える視点は、単なる営業本を超えて起業のスタンスや考え方をガラッと変えてくれることでしょう。


こんな方におすすめ

  • 士業(行政書士、司法書士、税理士など)として独立・開業を考えている方
  • 資格・人脈に頼らず、自力で集客できるビジネスモデルを構築したい方
  • 営業手法だけでなく、仕組み・拡張性にまで意識を持ちたい起業初期フェーズ層
  • 古典的な手法を“今日の時代”に合わせて再解釈して使いたい人

この本を読むと、「資格+マーケティング思考」が、単なる理論や夢物語ではなく、現実に稼げる道筋に変わる可能性を強く感じます。行動を伴う覚悟がある人には、実践の羅針盤となる一冊だと思います。

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