・「ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力」(塩田元規 (著))
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株式会社アカツキの創業者・塩田元規氏による著書で、合理性や論理性など「目にみえるもの」が重視される現代において、感情や直感、感性といった「目に見えないもの」の重要性を説いています。
感情価値の時代へのシフト
物質的な豊かさが満たされた今、人々は心の充足やつながりを求めるようになり、ビジネスにおいても「機能的価値」より「感情的価値」が重要視されるようになっています。
そのため、企業は製品やサービスに感情的な価値を付加し、顧客との深いつながりを築くことが求められているんですね。
内面の進化と「魂の進化」
人生を輝かせるためにも、外的な成功や評価よりも、自分の内面と向き合い、感情を丁寧に扱うことが重要。
これを「魂の進化」と表現し、自己の内面を深く理解し、成長させることで、真の幸福や充実感を得られると述べており、上場企業の創業者らしからぬ視点がとても新鮮でした。
組織における心理的安全性と共感の文化
実際にアカツキの経営では、社員が自分の感情や考えを安心して共有できる「心理的安全性」のある環境づくりを重視しているそうです。
具体的には、日々の状態を共有する「チェックイン」や、感謝の気持ちを伝える「拍手の文化」などを導入し、共感と信頼に基づいた組織文化を築いています。
多様性と自己表現の尊重
多様な価値観が共存する現代において、すべての人に好かれることよりも、自分の価値観や信念を大切にし、それを表現することで共感してくれる他者と深くつながることが、個人の幸福や社会的成功につながるとしています。
そんな「魂の進化」の過程で、道を阻むモンスターや罠の存在と、それを回避する方法についても触れられていて、とても参考になりました。
感情や内面の価値を再評価し、それをビジネスや人生に活かすための指針を提供してくれる一冊。
合理性だけでは解決できない課題に直面している方や、新たな視点で自己や組織を見つめ直したい方にとって、貴重な洞察を得られることでしょう。
ちなみに、
「ハートドリブン」(登録第6299190号)「ハートドリブンな世界へ」(登録第6299191号)という言葉は、
それぞれ株式会社アカツキにより商標登録されています。
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