※2020年1月14日配信メルマガVol.54より抜粋(一部加筆修正あり)
なぜ人は新しいものが好きなのか?
人間は基本的に、新しいものが好きで、
新しいものを見ると、刺激を受けて脳の快楽を感じる領域(受容体)が活性し、
報酬系と呼ばれる神経回路が作動して、
ドーパミン(快楽物質)などの神経伝達物質を分泌するそうなのです。
この快楽を味わいたくて、無意識のうちに新しい情報を求めてしまうのですね。
この「新しさを求める」本能をうまく刺激することが大事です。
例えば、新製品や新サービスをリリースして、
多くの人々の注目を集めることができれば、
マスメディア等に取り上げられ、さらに注目を集めることができます。
また、「業界初」「日本初」「世界初」などのコピーは、
目を引くことは間違いありません(景品表示法違反にはご注意ください)。
新製品や新サービスを開発せずに、新しさを出すテクニック
とは言っても、新製品や新サービスを開発するのは、そう簡単なことではないですよね。
そこで、1つテクニックなのですが、
「〇〇年度版」という形で、既存製品や既存サービスについて、
改訂版をリリースする方法です。
今年で言えば、「2020年度版」や「令和2年度版」です。
例えば、我々が関わる、特許法や商標法、著作権法などは、
毎年のように法改正があるので、
関連書籍には「令和2年改正版」のような表記がなされます。
これを見て、「最新の改正法に対応しているんだな、読んでみよう」ということになります。
何かしら教材等を出しているなら、旧版に毎年新しい内容を加筆修正して、
「〇〇年度版」とすることは可能だと思います。
年度表記だと格好がつかないなら、「ver.〇〇(□年△月×日更新)」「改訂第○版」
みたいにナンバリングしてもいいですね。
多少高くても、最新のものが欲しくなる心理
これらの表記を目にする時、人間の心理としては、
「古いものは手にしたくない」と思うはずです。
すでに旧年度版を持っている人は、
手持ちのものの価値が下がったような気がするので、
最新版に買い換えたいという気持ちになります。
中古本屋さんに行っても、
旧ver.の書籍なんかは安くなっていて、
それでも売れ残って、そのうち棚から消えてしまいます。
多少高くても、人は最新のものが欲しいのですね。
そして既存の製品・サービスをアップデートするのは、
見方を変えれば、購入者に継続的な価値を提供する行為でもあり、
顧客ロイヤルティを高め、ブランドを構築する術でもあります。
定期的なアップデートにより、
「新しさ」を打ち出し、人を惹きつけ、
顧客との良い関係を築き、
また価値ある「新しさ」を提供する。
このような素敵な循環を生み出すのが、
「〇〇年度版」の魅力です。
【サムライツ(R)】公式メルマガ(無料) | |
姓 * | |
名 * | |
メールアドレス * |