※2019年11月5日配信メルマガVol.44より抜粋(一部加筆修正あり)
潰れかけのカフェがUber Eatsで成功
オンライン注文が急増している米国のレストランの中には、
新メニューができたら、
試しにUber EatsやGrubhubといったフードデリバリーサービスで販売してみて、
売れ行きが良かったら、実店舗でも提供する、
という面白い活用を実行している所があるそうです。
ある店主が、ニューヨークでカフェを経営して失敗していましたが、
Uber Eatsを使ったところ、
その地域ではハンバーガーが売れている、とのデータが提供され、
ハンバーガー屋を開店することになりました。
すると早速、売上が約75%も増加したため、
すぐにスタッフを雇い、2店舗目を出すことになりました。
フードデリバリーサービスでテストマーケティングするメリット
店舗で新しいメニューを出すとなると、
メニュー表の変更や広告など、何かとコストがかかるものです。
費用対効果が合えば問題ないですが、
事前にはわかりません。
そこで、外部サービスでお試しで売ることで、
安くテストマーケティングできるというわけですね。
Uber Eatsを使う場合、注文ごとに最大30%支払うそうですが、
それでも、地域の顧客のデータを持っているデリバリーサービスを使った方が、
結果的には費用対効果が高いということなのです。
未知の商品はリーンスタートアップで開発
いろんな事例を見ていると、
シリコンバレーのスタートアップは、
こういうユーザーへのテストが上手だなあと思います。
特に、消費者がかつて体験したことのない商品やサービスをリリースするときは、
必ず「試しに使ってもらう」段階を経て、
生の声を聞き出し、それを素早く反映させ改善することで、
本当に求めているものに仕上げていく、というステップを踏んでいます。
こういった起業のスタイルを「リーンスタートアップ」といい、
後述でも紹介されているように、日本でも書籍化され、
ベストセラーとなっています。
https://amzn.to/2JLSOVQ
「リーン」はムダを省くとか、そういった意味があるのですが、
実は日本の「トヨタ」の生産方式に着想を得ています。
売れるかどうかわからないものを、
一か八かで多額の広告をかけて売ろうとするのか、
少額でテストし、改善を続けて、
売れるとわかったら本格的に売るのか。
どちらが合理的かは明確ですよね。
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