経営の平和

経営の平和

敗戦から80年、日航機事故から40年と、何かと節目にある今年の夏。改めて「平和」と「安心」、「安全」の違いについて考えさせられます。

「平和」は結果としてもたらされるもの、「安心」は心の状態がもたらすもの、そして「安全」は具体的な対策の上に成り立つもの。

「平和」を希求する思いは大変尊く、私たちが永遠に求め続けることが大切だと思います。

でも「平和」を思い続けるだけで「安心」していては、具体的な対策でもたらされる「安全」が脅かされ、やがて「安心」も「平和」も失われてしまうのです。

これは知財の世界でも同じ。

権利による保護という具体的な対策を何ら講じずに「安全」をおろそかにして、「安心」しきっていると、ある日突然不都合なことが起きて初めて、「安心」を失い、経営の「平和」を失うことになるのです。

そうならないように、「経営の平和」と「経営者と社員の安心」を守るために、知財の世界で「安全」を作る活動を続けたいと思います。