ビジネスモデル

※2021年3月30日配信メルマガVol.117より抜粋（一部加筆修正あり） 連続起業家という生き方 30社以上の株主、オーナー経営者になっている連続起業家の、小島幹登さんという方がいます。 化粧品通販や美容クリニック、医薬品通販、速読スクールに投資スクール、テニススクールに英会話スクールetc.と、未経験の分野で多種多様な事業を立ち上げては、他の人に経営を任せているという強者です。 私は小島社長の経営塾に入っていて、毎月学んでいるのですが、そこで学ぶことがとにかく刺激的で、勉強になるので、時々シェアしていこうと思います。 99%失敗しない新規事業の創り方 「自分のやりたいこと」からスタートしない 小島社長によると、新規事業には、99%失敗しない創り方があるのだそうです。では新規事業立ち上げで、最大のポイントは何かというと、「主観（自分の思い込み）を排除すること」で、「お客様の悩みや不安」を「問題解決」し、「希望を叶える」こと。 考えてみれば当然ではあるのですが、ついつい人は「自分のやりたいこと」からスタートしがちで、本人もそのことに気づいていないことがあるので、最初の時点で間違えないことが、何よりも大切なんですね。 私自身が、「初めに資格を取る」ことからスタートさせて、独立時も「資格に合わせた仕事をする」ことで始まったので、この点は修正しなければなりません。 「お客様の悩みや不安」を徹底的にリサーチする したがって、初めにやることは、「お客様の悩みや不安」を徹底的にリサーチすることということになります。これが客観的な根拠を積み上げることになり、再現性の高い「儲かるビジネスの種」に繋がっていきます。 では、「お客様の悩みや不安」のリサーチはどうやるのか？というと、いくつかあるのですが、わかりやすいのが「レビュー・評価」のリサーチです。Amazonや楽天などにある、星が並んだコメント欄ですね。 そこで、★1つのものに絞って、コメント欄を拾って、人々が何に不平や不満を持っているのかを調べるというわけです。 例えば、今たまたま画面で見ている、「シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター 25000 ハイグレード」https://amzn.to/39jRpCQの★1つのレビューを見てみると、「水のタンクが小さい。こんなものかな。」というタイトルのレビューに、 水のタンクが小さいのかそれとも部屋が乾燥しすぎか分からないけど頻繁に加水しなければならず面倒。もう少しタンクが大きければと思います。日中だけでも５回入れます。また空気清浄機が全く機能していないのか匂いが取れないみたいです。昼に食べたハンバーガーのにおいが夕方帰ってきた家族にばれるほど（笑）。また花粉は効果が無く相変わらずマスクを外せません。みんなこんなものかとあきらめて使い続けています。（泣） 「シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター 25000 ハイグレード 13畳 / 空気清浄 23畳 2019年モデル ホワイト KI-LS50-W」Amazonレビューより引用 とあります。 したがって、この機種に対して「水のタンクが小さい」「そのせいで頻繁に加水が必要」「匂いが取れない」「花粉に効果がない」といった不満があることがわかります。 他にも、「異音」というタイトルのレビューは、 就寝モードで定期的なカタカタという異音が発生する。返品期間が過ぎ泣き寝入り。やはり家電は量販店が良い。これからどうしようか。 「シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター 25000 ハイグレード 13畳 / 空気清浄 23畳 2019年モデル ホワイト KI-LS50-W」Amazonレビューより引用 とあるので、「異音が発生」という不満がわかります。 こうした不満をたくさん集めていくと、これらを解決するような例えば、「タンクが大きくて、脱臭機能があり、花粉も除去できて、異音もしない空気清浄機」のようなコンセプトができてきますね。 市場性や実現方法について調査する じゃあそれをどうやって実現するのか？市場性はあるのか？など知りたいところです。特に未経験の分野では、その分野で働く人や専門家などからヒアリングすることになりますが、そこで登場するのが「ビザスク」というサイトです。https://visasq.co.jp これは、さまざまなビジネス領域の経験者と、1時間単位でスポットコンサルを受けられる、ナレッジプラットフォームです。すでに使ったことのある方もいらっしゃるかもしれませんね。 使い方としては、現在又はこれから流行る市場のリサーチや特定の業界の習慣や競合、原価率や仕入れ先などの情報収集に使います。お金はかかりますが、意外と普通では聞けないようなことも聞き出せてしまうので、かなり使えるサイトです。 この作業を繰り返すことで、儲かるビジネスの種ができてくるので、起点にして、ビジネスモデルを検討することになります。 小島社長のすごいところは、実際に自分でやってうまくいったことを共有してくれるので、話に説得力があるところです。 また「ここは！」と思うところは、メルマガ等で紹介していけたらと思います。

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