※2023年8月8日配信メルマガVol.240より抜粋(一部加筆修正あり)
美容室なのに「カット」しない!?新しい価値提供の形
提携している1,200以上の美容室の中から好きなお店を選んで、
シャンプー・ブロー、ヘッドスパ、髪質改善などをしてもらえる
サブスクサービスの「MEZON」をご存知でしょうか。
https://mezon.jocy.jp/
ここで、(メンテナンスカットはあるものの)
一般的な「カット」が含まれていないのがポイントです。
通常、美容室といえば「髪の毛を切るところ」というイメージがありますが、
このサービスの内容には含まれていません。
そんなサービス利用する人いるのかな?と思うかもしれませんが、
実は「MEZON」は、ユーザーの新しい需要を生み出して、
美容室に新たな役割を創り出しています。
すなわち、ユーザーとお店のそれぞれに新たな価値提供をしているのです。
「MEZON」を利用するユーザー側の価値
まず、ユーザー側の価値としては、
気軽にシャンプー・ブロー等をしてもらえることで、
リラックスしたり、気持ちを整えたり、
自宅で髪の毛を洗う手間を省いたりすることができます。
また、例えば、今六本木にいて、これから銀座でデートがある場合、
日比谷線で一本だけど、デートの前に美容室に行きたい。
ところが、いつも通っている美容室が表参道にあると、
いちいち表参道に移動しないといけない…
なんてことは面倒ですよね。
その点、「MEZON」なら、
銀座の待ち合わせ場所付近の提携美容室で
シャンプー・ブローをしてもらうことが可能です。
これは「MEZON」の鈴木みずほ社長自身の体験が元になっていて、
会社員時代に商談やプレゼンの前に
美容室に行って髪を整えてからプレゼンに臨むと、
自信が持てて、うまくいったことから、
行きたいときに行きたい場所に(自分の動線上に)
美容室がある状況をつくり出そうと思ったそうです。
その結果、ユーザーは1ヶ月平均9回も美容室に通うようになり、
カフェに寄るような感覚で美容室に足を運ぶライフスタイルができているそうです。
「MEZON」と提携する美容室側の価値
次に、美容室側の価値としては、
「集客費用を減らすどころか、収入を得ながら集客できる」
ことが挙げられます。
全国に美容室は26万軒あると言われていて、
かなり競争が激しく、集客に費用がかかっています。
例えばホットペッパービューティーは、
掲載料だけで最低25,000円/月かかり、
高いと50万円/月のプランもあります。
他にも施術代金の2%の手数料がかかりますし、
契約期間中の解約は違約金がかかります。
その点、「MEZON」の場合、
ユーザーが利用すると、
「MEZON」からお店に利用料が支払われます。
なんと、収入を得ながら集客できるんですね。
たとえ、最初はシャンプー・ブローだけの利用だとしても、
お店を気に入ってもらえれば、
今度はカットで来店してくれるかもしれません。
つまり、シャンプー・ブローがフロントエンドの役割を果たしてくれるのです。
また、平日は美容室の利用客自体が少ない上に、
シャンプー・ブローは見習いの美容師さんが担当することが多く、
アイドルタイム(空いている労働力や時間)が発生しやすいです。
その点、「MEZON」でシャンプー・ブローの利用客がいれば、
そのアイドルタイムを活かすことができます。
この集客やアイドルタイムの活用は
美容室にとって大きなメリットなので、
「MEZON」の提携美容室が増える理由がよくわかります。
提携美容室が増えれば、ユーザーにとっても便利で嬉しいので、
さらにサブスク利用者が増え、継続率も高くなることでしょう。
こうすることで、
「三方よし」がさらに大きくなるわけですね。
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