脅威のサービス「ChatGPT」について

脅威のサービス「ChatGPT」について

※2023年1月24日配信メルマガVol.212より抜粋(一部加筆修正あり)

話題の「ChatGPT」

最近話題沸騰中の「ChatGPT」をご存知でしょうか?
https://chat.openai.com/chat

ChatGPTは、何かしら聞きたいことなどを入力すると、
自然な会話の形式で高精度な回答を返してくれる、
高性能チャットボット(生成AI)です。

ネット検索の常識を覆し、
Googleを脅かすのではないかと言われているんですね。
https://president.jp/articles/-/65432?page=1

試しにChatGPTの
著作権について教えて
と質問を入れたら、
下記の回答が返ってきました(ChatGPT(GPT-3.5)の回答結果から引用)。

著作権は、作家や著者などの作品を創作した人に対して、その作品を使用、複製、配布、展示、放映などの行う権利を与える法律のことです。著作権は、作品が創作された時点から自動的に発生し、その作品を所有する人によって管理されます。著作権は一般的に著作者が死んでから70年間有効で、その後は公共ドメインになります。

私から見ると、やや物足りなさも感じますが、
それでも、このように自然な文章でわかりやすく回答してくれます。

「ChatGPT」の特徴

最大の特徴は、
質問の意図を汲み取った上で、端的な回答を返す
ところ。

今度はChatGPTで、
弁理士としての将来に悩んでいる設定で
弁理士としてどうやって生きていったらいいですか?
と悩み相談してみました(あくまで設定ですよ笑)。
すると、下記のような丁寧な回答が返ってきたのです(ChatGPT(GPT-3.5)の回答結果から引用)。

“弁理士として成功するためには、以下のようなことが重要です。
専門知識:法律の専門知識を持ち、常に最新の法律について学び続けることが重要です。
コミュニケーション能力:クライアントとのコミュニケーション能力を持ち、クライアントのニーズを理解し、効果的に説明することが重要です。
組織力:案件を適切に管理し、タイムリーに対応するための組織力が必要です。
人脈:仕事においては人脈が重要です。弁理士としてのキャリアを積む上で、適切な人脈を構築することが重要です。
継続的な学習:法律は常に変化しています。弁理士としては常に学び続け、新しい知識を身につけることが重要です。
エチケットとプロフェッショナルな対応:弁理士は専門家としての信頼を得るために、プロフェッショナルな対応とエチケットが求められます。”

…すごくないですか!?

まあ質問が漠然としているせいか、
当たり障りのない回答
なので、
これだけで参考になるかはわかりませんが、
弁理士として生きていくために必要なこと、重要なことを、
いくつかの項目に分けて回答してくれました。

検索エンジンとの違い

これがGoogleだと、
世の中にある誰かが書いた記事の公開ページを、
SEOの順に並べてくれる
にすぎず、
回答となる欲しい部分を自分で探さなければなりません

それどころか、リスティング広告が一番上に出てきますよね。
ユーザーからすると、ちょっと鬱陶しいです。

しかし、もしも広告を優先せず、
ユーザーの求める回答を一番上に表示したら、
広告のクリック課金で売上を上げるビジネスモデルが成り立たない。
でもユーザーが一番喜ぶのは、
求める回答を最上位に表示してくれること…。

広告主とユーザーのニーズが、
いわばトレードオフ(あちらを立てればこちらが立たず)の関係
になっているのです。

そうすると、ユーザーが検索するときにChatGPTを使い、
Googleを使わなくなるかもしれません。
GoogleにとってChatGPTが脅威であることが、
容易に想像できるのではないでしょうか。
そのうち、GoogleがChatGPTを買収したり、
新たなモデルで対抗したりするかもしれません。

トレードオフの関係はビジネスチャンス

自分の業界でこういったトレードオフの関係があれば、
ビジネスチャンスがあるかもしれません。
トレードオフを利用して、競合が満たせないお客さんのニーズを満たしたり、
トレードオフを解消するようなやり方で、
イノベーションを起こし
たりすれば、
市場にインパクトを与えることでしょう。

ちなみに、ChatGPTは使ってみるとその面白さがわかるので、
ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
OpenAIのアカウントを作れば、利用可能です。
英語のサイトですが(現在は日本語のサイトです)、
入力は日本語でもできて、日本語で回答が返ってきますよ。
https://chat.openai.com/chat

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