現状維持は衰退!?会社の成長のための投資の手順

現状維持は衰退!?会社の成長のための投資の手順

※2022年8月9日配信メルマガVol.188より抜粋(一部加筆修正あり)

「現状維持は衰退」になる理由

会社には「発展」と「衰退」という二つの状態しかありえない

現状維持を目指したら会社は潰れる

社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!」(石原 明 (著))より引用

言葉ではわかっていても、振り返ってみると
「あれ、そういえばここ数年業績が横ばいだな」
「最近、新しい取り組みをしていないな」
ということはよくあるのではないかと思います。

なぜ現状維持が衰退なのかというと、
経営資源の人・モノ・金・情報のうち、
人とモノが経年劣化していくからですね。

もちろん、人は経験の積み上げという良い側面もありますが、
体力は誰しも衰えていきます。
新しい発想を持つ若い人を入れないと、
“会社の脳みそ”が古くなって、
社会の変化についていけなくなる
かもしれません。

モノも修繕をしないと使えなくなったり、
最新のモノに買い替えないと、
超情報化社会などの環境の急激な変化に耐えきれなくなったりします。

企業規模が大きくなると労働生産性が高くなる

したがって、耳が痛い話ではありますが、
小規模の企業のままでは、
労働生産性もなかなか上がらず、
衰退の一途をたどる
ということですね。

現に、中小企業庁が発行している「2021年版 小規模企業白書」によれば、
業種にかかわらず、企業規模が大きくなるにつれて労働生産性が高くなる傾向にあります。
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2021/shokibo/b1_2_2.html

会社を成長させるための投資の手順

ではどのようにして会社を成長させていけばいいのでしょうか?
ここで必要になるのが、人とモノ、情報への「投資」です。
そして投資には適切な順番があることをご存知でしょうか?
前述の本「社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!」をヒントに解説していきます。

①販売促進

まずは「販売促進」です。
ビジネスモデル、マーケティング、セールスに投資することですね。
売上が立たないことには、投資を継続することができません。
何においても根幹にあるのが「売ること」です。

ちなみに、「売り続ける」ために、
商標や特許などの知的財産が必要
になります。

②採用

次に「採用」です。
良い人材を採用するための投資をすることで、
会社を組織化していきます。

行動遺伝学で見ると、IQは80%が遺伝と言われていて、
後天的に教育で伸ばせるのは20%くらいの余地しかありません。
残酷な話ですが、教育の前にいかに良い人材を採用するかが重要なんですね。

③教育

次は「教育」です。
優秀な人材を採用したら、その才能を伸ばさなければ意味がありません
良い人材は、いわばダイヤの原石みたいなもので、
教育により磨くことでどんどん光っていきます。
これにより、より良い会社へと成長していきます。

④環境整備

そして「環境整備」です。
社員がイキイキと働ける環境を整えることで、
さらに実力を発揮できるようになります。

これは単にオフィスが綺麗とか、
最新のPCが完備しているとかに限らず、
賞与や福利厚生、評価制度の充実等も含まれますし、
マニュアル化なんかも含まれるかもしれません。
また、思わずやる気が出てしまうような、
コミュニケーションの手段を充実させるのもいいですね。

⑤システム

最後に「システム」です。
組織化をより効率的に進めていく上で、
システムへの投資は欠かすことができません。

システムが最後に来ているのは、
大きなコストがかかるから」、
それが故に、「最大の参入障壁になるから」です。
システム化に大きなコストがかかるのであれば、
元々競争力のない会社は導入することができないでしょう。
システム化でさらに効率化されることで、
生産性にさらに開きが出てくるというわけです。

以上、衰退を避け、成長企業を作るために、
人・モノ・情報への「投資」とその順番を意識していきましょう。

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