※2021年12月28日配信メルマガVol.156より抜粋(一部加筆修正あり)
経営者が転落する理由ベスト5
今回は「経営者が転落する理由ベスト5」をお届けします。
年末に物騒なテーマで恐縮ですが、
やはりうまくいっている時ほど、
リスクを意識することは大切なものです。
第5位:時代の淘汰
それでは早速
第5位は…
「時代の淘汰」
です。
自社の商品・サービスが時代の変化についていけなくなった、
という事例は、枚挙にいとまがないほどたくさんありますよね。
私は「弁理士」「士業」の仕事をしていますが、
自分は時代遅れになっていないだろうか?と
特に危機感を感じています。
調子がいい時ほど、
「これは長く続くだろうか?」
「徐々に新しい業態に転換していこう」
「新規事業の準備をしよう」
「新しいテーマの情報収集をしよう」
という姿勢はとても大切です。
第4位:怪しい儲け話
続いて第4位は…
「怪しい儲け話」
です。
全く儲からないフランチャイズや販売代理店への勧誘や、
怪しい投資話など。
これもよくある話ですよね。
どう考えてもおかしいものは、
理性が維持できていれば判断できるのですが、
微妙なケースもあるので、
なかなか難しいところもあります。
信頼できて、きちんと相談できる格上の経営者・投資家の方に相談することや、
欲をかきすぎないよう、メンタルを保つことなどが大切ですね。
第3位:社員や幹部の裏切り
第3位は…
「社員や幹部の裏切り」
です。
パターンとしては
「内部告発」と「ノウハウを持って独立」
というものがあります。
前者は自業自得な場合もあるので仕方ないですが、
後者は悩ましいですよね。
法律上は、「営業秘密」に該当するものを持ち出すと、
不正競争防止法違反で告発できます。
また、窃盗罪や業務上横領罪に該当する場合も、
刑事責任を問うことができます。
しかし、いずれにも該当しない場合は、
せいぜい民法上の「不法行為」や「債務不履行」を問うぐらいしかできません。
したがって、情報開示をどれだけするか、いかに情報管理するか、
が重要なポイントになってきます。
また、優秀な社員はグループ会社の代表にしてしまう、
という方法もあるようです。
第2位:異性関係
第2位は…
「異性関係」
です。
愛人との不倫関係がバレて家庭崩壊する系から、
男性ならハニートラップで、会社の重要情報を抜き取られたり脅迫される系、
女性なら会社乗っ取りに合う系、
などがあります。
これは「いかに理性を保つか?」ということもありますが、
「いかに変な環境に近づかないか?」ということがさらに大切です。
例えば、夜の社交場などに出かければ、
そういった誘惑に出会いやすくなるのは間違いありません。
「朱に交われば赤くなる」というように、
人は環境に染まりやすいものです。
したがって、自分の身を置く環境を考えることが重要ですね。
第1位:おごりや慢心、油断
そして第1位は…
「おごりや慢心、油断」
です。
うまくいかない時は、
なんとか「前向きに捉えて頑張ろう」とするものですが、
うまくいっている時には不思議と、
「後ろ向きに考えて慎重に行動しよう」とは思わないものです。
それどころか、
「自分はすごい経営者だ」
「すごい人間だ」
と驕り高ぶりが出てきて、
お客様や取引先や社員を大切にしなくなったり、
重大な経営リスクに気づかなくなったりします。
この経営リスクには、
商標や著作権、特許などの知的財産のリスクも含まれます。
お客様や取引先や社員を疎かにすると、
徐々に傾き始めますし、
重大な経営リスクが発生すると、
一気にガクンと転落します。
そうならないために、
自分よりステージの高い人からアドバイスをいただいたり、
各種専門家と連携して、リスクを徹底的に洗い出して対策したり、
ということが必要ですね。
【サムライツ(R)】公式メルマガ(無料) | |
姓 * | |
名 * | |
メールアドレス * |