風の時代とは?占いと集団意識

風の時代とは?占いと集団意識

※2020年12月29日配信メルマガVol.104より抜粋(一部加筆修正あり)

「風の時代」とは?

最近、ちまたで話題に出る「風の時代」。
いったいなんだろう?と思って調べてみると、
どうやら西洋占星術の世界での大きなニュースらしく、
2020年12月22日が、
大きな時代の転換点
になったのだそうなのです。

20年に1度、「グレートコンジャンクション」と呼ばれる、
木星と土星がピタッと重なり合う現象が起こり、
それが今までは牡牛座・乙女座・山羊座の「地の星座」エリアで起きていたのが、
「風の星座」である水瓶座エリアで起こることから、
「地の時代」から「風の時代」に移行する、という話です。
この移行が220年ぶりということで騒がれているのですね。

「風の時代」のキーワード

注目すべきなのはその「風の時代」の解釈についてです。
心理占星術家の鏡リュウジさんによると、
地の時代」を象徴する
物質、お金、経済、勤勉、社会、規範、年功序列
といったキーワードから、
風の時代」を象徴する
コミュニケーション、情報、知性、ネットワーク、調和、自由、個性、コンピューター
といったキーワードが重要視されるようになるそうです。

仕事や住む場所に囚われず
風のように、色々な人と自由にフラットにコミュニケーションを取って、
1人1人が情報の発信者となり、個性を発揮しながら社会とつながる時代。
誰かが決めた「これがいい」という価値観から解放され、
自分はこれが好き」「自分にはこれが似合う、心地よい
といった価値観を大切にする世の中。
そんな軽やかなイメージがありますね。

生活や仕事のスタイルも変わる

コロナ禍で、すでにそういった生活・仕事スタイルは浸透していると思いますが、
「これからはその流れが加速するんだ」
と思っている人は多いかもしれません。

そういえば、天下のトヨタが副社長職を廃止して、
執行役員に一本化したのも今年でした。
https://toyokeizai.net/articles/-/335631
あれほどの大企業であっても、
前例に囚われない新しい取り組みにどんどん挑戦するには、
組織のあり方もフラットにせざるを得ないのかもしれません。

「集団意識」は社会に影響を及ぼす

はっきりいってしまうと、「風の時代」の解釈はこじつけでは?と思うところはあります。
星の位置関係と、人々の意識や行動に因果関係を見つけにくいからです。

「占い」の世界の話ですから、
当然科学的な根拠のある話ではないのですが、
私は人々が「こういう時代になるぞ」と意識していることが重要だと思っていて、
その集団的な意識が、新しい行動を生み出し、経済の変化を生み出し、
多かれ少なかれ社会に影響を及ぼしていくから、無視できないのです。

例えば、企業が業績予想を減収減益で見積もっていたとしたとしても、
市場の予想の平均値(コンセンサス)は上回っていたり、
悪材料出尽くしと思われていたりすると、
そこまで売られず株価が下がらないことってありますよね。
それくらい「人々の集団意識」って馬鹿にできないと思っています。

来年はそういった、「風の時代」を生きる人々の意識の変化にも目を向けて、
方向性を考えていくのも面白いかもしれませんね。

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