イケボは年収が高いってホント!?

イケボは年収が高いってホント!?

2022年4月17日

こちらのブログ内容は、音声で聞くこともできます。
https://stand.fm/episodes/6200ef5cb0e1000006aee4d0

今回はイケボと年収の関係について、お話いたします。

イケボというのは、人によって感じ方が異なるので、
ここでは「低音ボイス」と定義づけさせていただきます。
私はハイトーンボイスがイケボだと思う、という方はごめんなさい。

声と年収の関係については、
デューク大学がS&P1500(S&P Composite 1500)企業のCEO、
792人の音声サンプルを分析した研究結果があります。

結論から言いますと、
低音の声を持つ男性は、そうでない男性よりも
年間18万7000ドル(約2150万円)も報酬が高かったそうです。
https://www.fuqua.duke.edu/duke-fuqua-insights/ceo-million-dollar-voice

もちろん、これによって直ちに
「低音ボイスの男性経営者の方が年収が高くなる」
と結論づけることはできませんよ。
ジャパネットたかたを創業された髙田明さんみたいに、
高い声でも大成功されている方はいらっしゃいますしね。

ただ一般的には、声が人の印象を左右することを考えると、
低く落ち着いた声が、相手に安心感や説得力をもたらすことで、
結果的に信用を与えやすくなっているのかもしれませんね。

ちなみに、「人は矛盾した情報を与えられたときに、
何を優先して相手の感情を判断するのか?」
について調べた、カリフォルニア大学の有名な実験があります。

心理学者のアルバート・メラビアンが1971年に提唱した
「メラビアンの法則」です。
やや間違って理解されていることもありますが、
名前はご存知の方もいらっしゃるかなと思います。

この実験によると、
見た目(視覚情報)による影響度が55%、
声(聴覚情報)による影響度が38%、
言葉(言語情報)による影響度が7%
となっており、
声による影響もそこそこ高いことがわかりますよね。

したがって、なるべくなら落ち着いた安心感のある声、
信頼できる声、よく通って相手に伝わる声が望ましいことはいうまでもありません。

そして、声って生まれつきのもので、コントロールなんてできないと思いがちですが、
実はトレーニングや、ちょっとした声の出し方によって、
割と改善することができます。

それについては、また別の機会に、興味があればお話したいと思います。