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なぜ「キユーピー」の「ユ」は、小さい「ュ」ではないのか?

★「キユーピー」の「ユ」が「ュ」でない理由

2019年に創業100周年を迎えた「キユーピー株式会社」ですが、
なぜ「キューピー」と発音するのに、
「ユ」の部分は小さい方の「ュ」ではないのか、
わかりますか?

同様の例として、「エドウイン」や「富士フイルム」、
キヤノン」、「シヤチハタ」などがあります。
商品名だと、「アロンアルフア」もそうですね。

理由はそれぞれの企業ごとにあるのですが、
「キユーピー」の場合は、「デザイン上のバランス」なんだそうです。

※参考:ROCKET NEWS 24
「【なぜ?】マヨネーズの「キユーピー」が小文字の「ュ」ではなく大文字の「ユ」を使用する理由」より
https://rocketnews24.com/2019/03/01/1180592/

1922年(大正11年)に
大きい「ユ」で商標登録を受けて以来、
「キユーピー」の表記を使用し続けているのですね。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-1922-000500/B1F62AB4AAACD75656C3114C8B7257301706880E13F552DA792DB6A75C01F704/40/ja

★「キユーピー」ってどんな会社?

もともと、「キユーピー」は、
食品工業株式会社という会社名でした。
創業者の「中島董一郎(なかしまとういちろう)」氏が、
海外実業練習生として米国滞在していた時にマヨネーズに出会い、
これを日本で製造販売するために設立されたそうです。

そして日本に「マヨネーズ」が誕生したのが1925年。
ちょうど衣食住の欧米化が進んでいる頃で、
大正ロマンとか言われていた時期ですね。
当初はサラダを食べる習慣がなく、
マヨネーズは魚介類と一緒に食べられていたそうです。

★キューピーのキャラクター採用

キューピーのキャラクターは、
米国のイラストレーターであるローズ・オニール氏が創作しました。
キューピッドをモチーフにしたキャラクターなのですが、
これが日本でも流行したために、
創業者の中島氏が先輩経営者から勧められて、
キューピーを商標にしました。

キューピーは、愛と幸せを運ぶと言われ、
マヨネーズを売り出すのにイメージ的にぴったりであるとして、
採用されたんですね。

正直いうと、米国のイラストレーターとの権利関係に、
問題がなかったのかはわかりません。
ただ、今は著作権も切れていると考えられますし、
そのおかげで食卓でも愛されるきっかけになったので、
特に問題視することもないでしょう。
むしろ「キユーピー」は、日本で最初にキャラクターを食品に活用した
功労者といってもよいのではないでしょうか。

★その他の企業名が小文字でない理由

ちなみに、「キヤノン」の「ヤ」が大きいのは、
小さい「ャ」では上に空白ができて穴が空いたように見えてしまうので、
バランスを考えて大きな「ヤ」にしたそうです。

また、「エドウイン」の「イ」が大きいのは、
「勝つ」という意味の「WIN」に由来しているからだそうです。
「エドウイン」の英文字表記は「EDWIN」ですが、
これは「デニム」を表す「DENIM」の
「D」と「E」を順番逆にして
なおかつ「NIM」を180度ひっくり返した
WIN」になるんですね。

以上、社名やブランド名は、やはりこだわりを持ってつけられていることが多いので、
ぜひ間違えないように、注意して取り扱いましょう。

https://stand.fm/episodes/607959ebe326401677edcb05

※配信時点の判例通説等に基づき、個人的な見解を述べています。唯一の正解ではなく、判断する人や時期により解釈や法令自体が変わる場合がありますので、ご注意ください。

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