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「株式会社△□○」これなんて読む?

★「株式会社△□○」なんて読む?

タイトルにある「株式会社△□○」。
これなんて読むか、わかりますか?

普通に考えたら、「さんかくしかくまる」ですが、
そんな普通だったら、テーマで取り上げませんよね。

実はこれ、「ミヨマル」と読みます。
「株式会社△□○」と書いて「株式会社ミヨマル」ですね。

事務所のパーテーションやトイレブースなどを製造から販売、施工まで一貫して行う会社です。
https://www.340.co.jp

★社名の由来

会社のウェブサイトによると、
会社設立するときに、壮大な社名にしようと考えていたら、
屋根が△窓は□人の顔は○であることに着目して、
「この世の形の原型は△と□と○」だとひらめきました。
つまり、△と□と○は「世の中=宇宙と同じ世界一の大きい社名だ」と発見したんですね。

並べる順番も、「辺の少ない形からと考え、△□○」に落ち着いたそうです。

では、なぜ「ミヨマル」と読むのか、理由はわかりますか?
これは、辺の数が元になっています。
「△」が3辺でひいふうみの「」、
「□」が4辺でひいふうみよの「」、
「○」はそのままで「まる」、
これで「ミヨマル」というわけですね。

★しかし登記は…

では、商業法人登記も「株式会社△□○」で登記できたのかと言うと…
残念ながら登記の方はカタカナの「株式会社ミヨマル」でした。
(法人番号:4240001011588)

と言うのも、商号登記で使える文字には限りがあって、
「△□○」の記号は法人名に使えないからなんですね。

使える文字は、漢字カタカナひらがなの他、
ローマ字アラビヤ数字があります。

また、文字を区切る際に使える符号は6種類あって、
&(アンパサンド)」「‘(アポストロフィー)」「,(コンマ)
-(ハイフン)」「.(ピリオド)」「・(中点)
を使うことができます。

さらに、ローマ字を使う場合に限り、
単語の区切れるところで空白(スペース)を入れることができます。

※参照:法務省HP「商号にローマ字等を用いることについて」
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji44.html

こういったルールがあるため、
登記上はカタカナの「ミヨマル」なのですが、
ビジネス上は、よりインパクトがある「△□○」を使っているというわけです。

★商標登録について

登記に関しては、私の専門外の領域なので、この辺にしておきますが、
商標登録はどうなっているのかについて、
最後にお話しいたします。

「株式会社ミヨマル」で検索してみると、
現在存続している商標登録が2件ヒットしました。
1つは、「リラックスブ-ス」という、
トイレのブースの商品名です(登録第224293号)。
ミヨマルさんの看板商品ですね。

そしてもう1つが、「△□○」の記号です(登録第2459223号)。
商標は、ビジネスで使う文字や図形や記号などを登録して、
ブランドを守る制度なので、
使える文字に制限はありません

ただ、単なる記号のみからなる商標は、
極めて簡単で、かつありふれたマークのみからなる商標と判断されて、
審査で拒絶になることが多いんですね。

このミヨマルの「△□○」も、
詳しい内容は見えないのですが、
審査で一度拒絶になっていて、
おそらくこういった理由で足止めを食らったのではないかなと思います。

出願から5年以上かかって、ようやく登録になっているので、
かなり大変だったようです。

しかし、苦労して商標登録できたせいか、
パーテーションの業界で「△□○」は「ミヨマル」を表すブランド名として、
認知されるようになりました。

以上、「△□○」という、単純な記号1つとっても、
そこには創業者の思いと深い意味合い、
長年の企業努力と、
なんとか商標登録までこぎつけた粘り強さが、
織り込まれているんだなと思います。

https://stand.fm/episodes/607100f58271d64b58566661

※配信時点の判例通説等に基づき、個人的な見解を述べています。唯一の正解ではなく、判断する人や時期により解釈や法令自体が変わる場合がありますので、ご注意ください。

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