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著作権

他人が作った画像をアイコンにしてもいいの?

★SNSでアイコンが重要な理由

SNSでアイコンが重要な理由は、
まずは「人と違いを出しやすい」ことです。
コンテンツの内容が、人と被ってしまうことはままありますが、
アイコンで見分けがつくので、「あの人の配信だな」と一眼でわかるからです。

それから、「覚えてもらいやすい」点も挙げられます。
人の名前って、案外覚えにくいものですよね。
その点、アイコンなら記憶しやすいので、
アイコンを見れば誰のどんな配信か、思い起こせるからです。

さらに、「自分のコンテンツや世界観との統一感」を出せる点も。
細部にわたるまで、その人の世界観が表れていると、
その世界観に引き込まれるファンが増え、ブランディングしやすいメリットがあります。

とはいえ、「自分でアイコンを考えるのは面倒くさい」。そういう人は多いのではないでしょうか?
その際に、他人が作った画像をアイコンにしてもいいのか?と疑問に思う人も出てくると思います。

★結論:無断でアイコンにしない方がいい

その理由は、作者に著作権があるからです。
例えば、他人が描いたイラストや、漫画・アニメ・ゲームのキャラクター画像、他人が撮った写真など。
これらを無断で使用すると、著作権(より詳細には複製権、公衆送信権)の侵害になってしまう恐れがあります。

この点、個人的な利用なら問題ないのでは?と思うかもしれませんが、ビジネス利用か個人的な利用かは関係ありません。

ただし、作者から許諾を得ていれば大丈夫です。
例えば、プロに描いてもらって、権利も引き渡してもらう(契約書があると無難です)、絵の得意な家族に描いてもらう、フリー素材を使う(別の問題あり) などです。

★その他、NGアイコン

他人が作った画像そのものでなくても、
他人が作った画像を勝手にいじって加工したもの」は、
使用してはいけません。
この場合は、作者の人格的権利(著作者人格権)を侵害するかもしれず、
著作権法で認められないからです。

例えば、自分が以前見かけたもので、”リアルなアンパンマン”があります。
検索すると出てきますが、顔が濃くて怖いのなんの(笑)
いや、笑っちゃいけないのですが、こういうイラストは、
原作者の気持ち・人格的な権利を侵害し得るものです。

あとは、「著名人の写真」。
著名人の顔は、それだけで経済的価値のある商品のようなもので、
無断で使うと「パブリシティ権」の侵害になる可能性があります。

それから、著名ではない「他人の写真」もNGです。
「肖像権」を侵害する可能性があります。
そもそもあなたではないですから、自分をブランド化したい時には悪手です。

★グレーゾーンで、おすすめしないアイコン

商品やサービスの「ロゴマーク」をアイコンにするのは、おすすめしません。
なぜなら、そのロゴが商標登録されているかもしれないからです。
場合により、商標権侵害で訴えられる可能性も。。
もし、商標登録されていなくても、そのロゴを使っている企業の商品・サービスと紛らわしい場合は、不正競争防止法という法律により、取り締まられる恐れがあります。

なお、自分で商標権を持っているロゴマークならOKです。
むしろPRになりますから、アイコンなどで積極的に使用するのはアリですね。

★問題ないけど、あまりおすすめしないアイコン

1つ目は「フリー素材の画像」です。
「フリー素材の画像」は、誰もがアクセスできるので、
他人とかぶってしまう可能性があります。
アイコンの「違いを出す」と言う特徴を活かしきれません。

2つ目は「自分で撮った風景」です。
風景画像は、印象に残りにくいデメリットがあります。
せっかく、アイコンは人に覚えてもらうポイントなのに、
印象に残らないアイコンではもったいないですよね。

3つ目は「一般に売ってる商品の画像」です。
コンテンツに合う画像ならまだいいのですが、
無関係なら意味がないですし、
その商品の関係者と誤解される可能性もあります。

4つ目は「使うSNSによりバラバラ」の場合です。
やはり、SNSによりバラバラの画像では、記憶に残りにくいですから、
アイコンのメリットを活かしきれません。
アイコンが統一されていると、
「あの人、Twitterにもいる、インスタにもいる、YouTubeもやってる!」と、
何度も記憶され、気づいたらファンになっていることも。
その上、コンテンツに統一感があれば、言うことないですね!

★おすすめのアイコン3パターン

それでは、私のおすすめのアイコンはなんなのか?
3つご紹介します。

①自分の顔写真

自分の顔写真を載せることには他人の許可が一切いらないからです。
一番信頼につながりやすい点から、士業のような信頼が大切なお仕事の方には特におすすめです。美容関係の方も、顔を載せることで説得力が増しますね。

とはいえ、身近な人に知られるのは嫌!と言う人もいることでしょう。
特に音声配信してる人は、顔出ししたくない人が多いはずです。

②自分で描いたイラスト

どうしても顔出ししたくない人には、自分で描いたイラストがおすすめです。
自分で描いたものは、自分が著作権を持っているので、
自由に使うことができるからです。
ただし、すでに存在するイラストやキャラクターを模して描くのではなく、
自分で創作したオリジナルのイラストにしましょう。

③アイコンを作れるサイト

アイコンを作ることのできるサイトがあるので、
そちらでアイコンを作るのもおすすめです。
そういったサイトには、あらかじめ権利関係の処理が規約に含まれていることが多いため、権利の問題が生じにくいからです。きちんと規約を確認した上で利用しましょう。
アイコンを作れるサイトには、例えば下記のようなものがあります。
ex.)「Picrew」https://picrew.me
ex.)「CHARAT」https://charat.me

★まとめ

以上より、他人が作った画像は、許諾がない限りアイコンにしない方がよく、
できるだけ、自分の顔写真や自分で描いたイラスト、アイコンを作れるサイトを利用し、SNS上で有効活用されてみてください!

※執筆時点の判例通説等に基づき、個人的な見解を述べています。唯一の正解ではなく、判断する人や時期により解釈や法令自体が変わる場合がありますので、ご注意ください。

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