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ブランディング

お客さん融合型のブランド

※2019年4月16日配信メルマガVol.15より、一部加筆修正の上抜粋

平成31年度の「知財功労賞」が発表されました。
これは、毎年知的財産権制度の発展等に貢献した個人及び企業等を表彰する賞です。
https://www.jpo.go.jp/news/koho/tizai_koro/h31_tizai_kourou.html

この中で、「デザイン経営企業」部門で表彰されたのが「株式会社スノーピーク」です。
https://www.jpo.go.jp/news/koho/tizai_koro/document/h31_tizai_kourou/13.pdf

スノーピークは、キャンプ用品を中心にアウトドアライフを提案するアウトドア用品の製造・販売メーカーです。
スタッフ自身がユーザーとして「自分たちの欲しいもの」を作る、というコンセプトで運営していて、企画からデザイン、製造ラインに載せるまでの全行程を1人の担当者が担当するという変わった仕組みで成り立っています。

一見、「顧客目線」とは真逆の「自分目線」のようにも思えますが、
それが故に、妥協の一切ないハイエンドユーザー向けの商品が生まれ、
“スノーピーカー”という熱狂的なファンが、何度もリピート購入しているようです。

そんなスノーピークが、20年以上前から開催している、
あるユニークな取り組みがあります。
それが、「スノーピークウェイ」。
なんと、全スタッフが参加してお客さんと一緒にキャンプを行う、というイベントなのです。
https://www.snowpeak.co.jp/event/spw/

週末を使って1泊2日、全国各地で催されるこのキャンプは、
年間数千人が参加し、大人から子供まで楽しめる様々なイベントが行われます。
大自然の中で、焚き火を囲みながらお客さんと触れ合う。
こうした深いコミュニケーションを通じて、お客さんの生の声を聴き、
商品開発に活かしているから、独りよがりにならないのですね。

こうしたスノーピークの姿勢を見ると、
スタッフがユーザーのように商品を楽しみ、
ユーザーがスタッフのように商品開発に協力する、
という融合型でブランドが成り立っていることがわかります。

お客さんとの密着具合が、他社の比ではないから、
比べられることのない次元に到達し、
オンリーワンの立ち位置を確保できるんですね。

ちなみに、同社は元々「株式会社ヤマコウ」という社名でしたが、
ブランド名として用いていた「スノーピーク」が広く知られるようになり、
海外展開を開始するタイミングで、
「株式会社スノーピーク」に社名変更しました。
ブランド名についた知名度・信用力を、社名に移すことで、
展開がしやすくなる効果があるんですね。

 

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