通りやすい声の出し方

通りやすい声の出し方

2022年5月1日

こちらのブログ内容は、音声で聞くこともできます。
https://stand.fm/episodes/621758eea6284f0007558664

ビジネスマン向けの声のトレーニングを行っている
秋竹朋子先生によると、
人の声帯は45歳過ぎから細くなって衰えてきて、
聞き取りづらい声になるようです。

ただ、少し気をつけたりトレーニングしたりすると、
劇的に変わって、声が通りやすくなるのだそうです。

では、どんな声の出し方をすれば、
声が通りやすくなるのでしょうか?

ポイントを4つ挙げると、
まず1つ目は
「腹式呼吸に乗せて、お腹から声を出す」
ことです。

意識せずに声を出すときは、
浅い呼吸の「胸式呼吸」で声を出しているんですね。
すると、声が通りにくいし、喉が痛くなりやすい欠点があります。

その点、腹式呼吸で、お腹から吐く息に乗せて声を出すと、
驚くほどに聞き取りやすい声に変わります。

2つ目のポイントは、
「単語の頭で息を吐く」
ことです。
単語の頭にアクセントをつけるということですね。

例えば、「みなさん、こんにちは。〇〇 〇〇です。」
と、普通に話すのと、
「”みな”さん、”こん”にちは。”〇”〇 ”〇”〇です。」
と単語の頭で息を吐きながら強めに発音するのとでは、
聞こえやすさが全く異なるはずです。

長めの文章の場合、2~7音で息を吐くと綺麗に聞こえます。

3つ目のポイントは、
「口角を上げる」
ことです。

話す前にニコッと口角を上げて話し始めると、
声が1~1.5音ほど高くなるのですが、
声を高くするのは、特に電話応対などで有効なテクニックになります。
時と場合によって、声の高さも変えることが望ましいですね。

4つ目のポイントは、
「舌を伸ばしたり回したりして、筋肉をほぐす」
ことです。

これは話すときというより、トレーニングの話ですが、
滑舌をよくするには、舌が回るよう筋肉をほぐす必要があるので、
「ベーッ」と舌を下、右、左と出して伸ばしたり、
舌で歯茎を舐めたりします。
こうすると、滑舌が改善されて、
早口言葉も言いやすくなります。

ちなみに、
米国の大統領だったオバマ氏や、
英国の女性首相だったサッチャー氏も、
声のトレーニングをしていたそうです。

また、秋竹先生が指導するクライアントの中には、
リブセンスの村上社長や、
CoCo壱の宗次会長、一風堂の河原会長などもいて、
そうそうたるエグゼクティブが、
声の改善に取り組んでいらっしゃることがわかります。
それだけ、声って大切なんですね。

音声配信はまさに声のメディアですから、
いいトレーニングの場にもなるんじゃないかなと思います。
ぜひみんなで、いい声を作っていって、
より仕事やプライベートに活かしていきたいですね。

※配信時点の判例通説等に基づき、個人的な見解を述べています。唯一の正解ではなく、判断する人や時期により解釈や法令自体が変わる場合がありますので、ご注意ください。