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【知財3.0】知的財産権は、事業の中心軸を太くするもの

「サムライツ®」代表の保屋野です。

商標等の知的財産権の効力って、
弁理士受験生の頃は「独占排他権」と教わったのですが、
実際の権利取得の効果は、それだけではないんじゃないかなと思います。

昨日、お客様の元に「商標登録証」をお届けに上がった際にも感じたのですが、
無事に登録が取れたことにとても喜んでいただいて、
このようなことをおっしゃったのです。

「事業として始めて数年経っていたけど、まさか自分が権利を取ることになるとは思わなかった。
でもやっぱり、こうして権利が取れて登録証が届くと嬉しいし、気持ちが変わりますよね」

つまり、ご自身の事業に対する想いがより一層深くなり、
これでやっていくぞ!という覚悟をお持ちになったようなのですね。

他のお客様の元に登録証をお届けに上がったときにも、
そのような感想を述べられる方が複数いらっしゃいました。
また私自身も、「サムライツ®」を商標登録して権利を得た時に、
これまでお客様の権利取得をしてきたのとは異なる、
この事業を大切に育てよう」という強い気持ちが湧いてきたのです。

全体から見たら、毎年商標登録される十数万件のうちの1件ですが、
ある会社や個人(ましてや初めて出願する人)にとっては、
大切な大切な「新しい一歩」なんですよね。

「独占排他権」という言葉からは、
自分の事業の周りに、権利のバリアを貼って守っていくイメージが湧きますが、

もう1つの自分が感じた気持ちの変化からは、
自分の事業の中心にある軸が、より太くなっていくようなイメージが湧いてきます。

もちろん、商標権や特許権といった知的財産権があれば、
類似品・サービスや模倣品に対して、
無断の使用を差し控えてもらうように要求する権利がありますし、
逆に厳格な対処をしなければ、
お客さんや自社スタッフに損失を与えてしまうこともあります。
1つの製品に数百以上の特許が関わることもあるし、
医薬品業界なんかは、特許の価値が相対的に高いのも事実です。

しかしいくら「独占排他権」と言っても、
特許なら設計変更で、
意匠ならデザイン変更で、
商標ならネーミング変更で、
簡単に回避できてしまうこともあるんですよね。

そう考えると、
事業の周りに権利の鎧を身にまとうことばかりではなく、
事業の中心に権利の柱を添えるような、
あるいは事業を前に進める権利のエンジンを積むような感覚で、
捉えてみるのもよいのではないでしょうか。

単なる独占排他権としての側面を、仮に「知財1.0」とすると、
ライセンスへの活用等により収益を増やすのが「知財2.0」、
そして私が考える、事業をエナジャイズ(活性化)し、ファンを集めるための「知財3.0
という概念はいかがでしょうか?

このような新しい見方を得ることで、
新しい知財の活用が生まれ、
無関心層の知財への関心が高まり、
市場が拡がっていけばいいなと感じた今日この頃です。

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