ちいさな会社のブランド支援!商標専門★知財事務所

03-5823-4906

商標

「iPhone」の商標使用料は年間〇〇円!?

「サムライツ™」の弁理士、保屋野です。

Appleの新製品
「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone Ⅹ(テン)」
が発表されましたね!

「iPhone」といえば、新機種の発売が発表されるたびに注目されます。
最初の機種「iPhone 3G」は、米国で2007年6月29日に、日本では2008年7月11日に発売されました。
それからもう9~10年が経つんですね。

さて、「iPhone」のCMを見ると、日米で“ある違い”に気が付きます。
<米国>

<日本>

いかがでしょう?
米国の方は「アイフォン」と、「i」のアクセントが強調されているのに対し、
日本の方は「アイフォーン」と、「Phone」のアクセントが強調されているのがわかりますね。

単に英語を日本語読みするとこうなるのかなとも思いましたが、
私は“違う理由”があるのだと推測します。

有名な話なのでご存知だと思いますが、
「iPhone」の発売時、既に「アイホン株式会社」が、日本において「アイホン」や「AIPHONE」の商標出願・登録をしていたのです(登録第460472号, 第808390号他)。
それぞれ1955年、1975年に登録されていますから、Appleの「iPhone」発表より明らかに先行していますよね。

アイホン株式会社自体も、インターホンに分野でトップシェアを誇る老舗企業。
そこで、Appleはアイホン社からこの登録商標のライセンス料を支払って、使用許諾を受けています。
(参考⇒http://www.aiphone.co.jp/ir/docs/pdf/disclosure/2008/20080324_2.pdf
契約内容は公表されていませんが、アイホン社のIR情報を見ると、
平成19年度から営業外収益の「受取ロイヤリティー」の項目に数字が記載されるようになり、平成29年3月期は「107(百万円)」とあるので、
きっとこの1億700万円は…「iPhone」商標使用のライセンス料なのだろうと想像できます。
(6年前に前事務所のブログでこの事実を初めて指摘したところ、他の記事でもよく見かけるようになりました(笑)光栄なことです)

したがって、こういった事情を考慮し、
米国のような「アイフォン」の発音だと、アイホン社と紛らわしくなってしまうということで、
日本では「アイフォーン」と「Phone」を強調して発音して、区別するようになったのではないでしょうか?

あくまで推測ですが、こういう見方をすると面白いですよね。

もちろん、巨大企業Appleだからこそ、巨額なライセンス料を払うことに問題がないのであって、
やはり通常の中小企業や小規模企業の方々は、「自社の使用する商標」が、他者の商標権を踏んでいた…というリスクを避ける必要があります。

したがって、事前に商標調査の上、早めに商標出願・登録をされることをおすすめいたします。

参考動画:

03-5823-4906

TOP